大谷翔平、絶好調の裏で「ドジャース先発投手陣崩壊」の深刻な状況…。“8勝2敗投手の戦力外”が明暗を分ける結果に
日刊SPA! / 2024年9月24日 15時50分
結局、パクストンは4日後にトレードでレッドソックスに移籍したが、新天地での3試合目の登板で負傷し戦線を離脱中。今季いっぱいで現役を引退する意向もすでに発表済みだ。
◆9月の先発投手陣の防御率は6点台に…
そんなパクストンを放出したドジャースは、先発ローテーションの頭数がそろったはずだった。ところが、その後に再び負傷者が続出し、今に至っている。
パクストンがドジャースのユニホームを最後に纏った7月21日まで、ドジャースの先発投手陣はシーズン防御率3.97と3点台を維持していた。ところが、同投手がDFAとなった22日以降の約2か月間の防御率は4.59と悪化。特に勝負の9月に入ってからは、6.07と悪化の一途を辿っている。
パクストン移籍前後(~7/21、7/22~)と、および9月のドジャース先発投手陣成績を比較すると、以下の通り。
開幕~7/21 100試合 34勝25敗 防御率3.97
7/22~9/22 55試合 16勝14敗 防御率4.59
9/1~9/22 20試合 4勝 7敗 防御率6.07
一時は投手・大谷の“前倒し復帰”の可能性も取り沙汰されるほど危機に直面しているドジャースの先発投手陣だが、果たしてデーブ・ロバーツ監督に打開策はあるのか。
◆ポストシーズン勝利のカギとなるのは
また、ドジャースの打線にしても、現在絶好調といえるのは大谷くらい。主軸を担うベッツやフリーマンも、本来の実力からすればまだ物足りなさを感じる成績だ。
このままではポストシーズンで大谷に真っ向から勝負を挑むチームはないだろう。不調の先発投手陣をカバーする打線のカギは、大谷の直後を打つベッツ、フリーマンが握っているといえそうだ。
ポストシーズンを勝ち進むためには、先発投手陣の再整備、そして大谷頼りの打線の再構築は必要不可欠となる。ロバーツ監督は、いかにしてこの2つを成し遂げることができるか。レギュラーシーズン残り6試合でその手腕が試される。
文/八木遊(やぎ・ゆう)
【八木遊】
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
FAマックス・フリード争奪戦 潤沢資金のドジャースに「待った」かけたい大谷翔平の古巣
東スポWEB / 2024年11月16日 22時50分
-
山本由伸メジャー2年目は「サイ・ヤング賞」狙う! 大谷、ダル、今永ら日本人投手での争いに
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月1日 11時52分
-
来季の大谷は二刀流復帰→最多勝&本塁打王でワールドシリーズMVPへ!頂上決戦での不発が発奮材料
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月1日 11時40分
-
大谷翔平は「1番・DH」 勝てばWS制覇…左肩負傷も強行出場、不振ジャッジは3番先発
Full-Count / 2024年10月30日 5時0分
-
大谷翔平、WS第2戦は「1番・DH」 4試合ぶり4号に期待…山本由伸で連勝なるか
Full-Count / 2024年10月27日 5時17分
ランキング
-
1侍J 台湾との打ち合い制し、国際大会27連勝! プレミア12連覇へあと1勝 台湾と再戦へ
スポニチアネックス / 2024年11月23日 22時28分
-
2【プレミア12】侍・井端監督「あと1試合何とか勝ちたい」 24日決勝は大会初全勝V、連覇かけた大一番
スポニチアネックス / 2024年11月23日 22時38分
-
3侍J清宮にイチロー氏から愛の鞭「牽制は捕れよ!」 後逸イジリに決意新た「めちゃめちゃ頑張れそう」
THE ANSWER / 2024年11月23日 17時43分
-
4【プレミア12】藤平&大勢の“温存”に成功!さあ連覇へ初全勝Vへ、決勝先発は戸郷!「全力で投げたい」
スポニチアネックス / 2024年11月23日 22時30分
-
5台湾・曽豪駒監督 先発急きょ変更は「温存したいと思った」と説明し謝罪「日本を困らせることだった」
スポニチアネックス / 2024年11月23日 23時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください