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「うわっ!」と思わず声が…山間部に突如現れる珍名所「アダルト保育園」。中には「だんみつの部屋」も

日刊SPA! / 2024年9月26日 15時51分

◆「妙齢の美女が保母さんだったらなぁ」と…

「アダルト保育園」というテーマを思いついたのは、懇意にしている土建屋さんの社長が富岡の保育園を解体したので、そこから不要な遊具を引き取ったのがきっかけだ。この場所が、藤あや子・壇蜜・橋本マナミ・伍代夏子・坂本冬美という妙齢の美女が保母さんだったらなぁという妄想。園児用飲みものはミルクではなくビール。たしかに2014年の画像に乗り物の遊具が写っていた。

 他にもいろいろ引き取った廃品を組み合わせてはオブジェを作り、敷地に飾って「野外アート」にもなっている。さらに敷地内に新たに小屋を建てて壁中にヌード写真を貼った部屋や妖しいマッサージ室を作り「屋内エロス」を充実させたそうだ。壇蜜のグラビアや本人が使っていた(という設定の)アクセサリー類で埋め尽くされた「だんみつの部屋」もある。

 やがてテレビ局が取材に来ると、そのことを看板に書き足したり、次のメディア取材に備えさらに面白くしようと看板を増やしたり……。前回紹介した愛知の「パブレスト百万ドル」に似てる。

◆これが本当のパワースポット?

 噂を聞きつけ車で乗り付けても、車から降りずに遠目に見てそのまま帰ってしまう輩も多いらしく、「ウッソー!おりないの?」と見学を促す看板も作った。奥さんも娘さんもこの状況に対してもう何も言わないそうだ。「内心呆れてると思う」と小声でおっしゃる。

 自分をエロジジィー、ヘンなおじさんと書くなど周りからどう思われるているかちゃんと自覚しつつも、廃品アートやエロ&ユーモア看板を作らずにはいられないそのエネルギーを見ていると、これが本当のパワースポットではないかとさえ思えてくる。2023年には「飲み処ぼっきや」「スナック・オットピン」などの素敵な看板も追加されているらしい。

 ここで紹介した画像も既に過去のものだ。また近々行かなくては…。

<取材・文・撮影/関口勇>

【関口勇】
『ワンダーJAPON』編集長(フリーランス・発行元はスタンダーズ)。廃墟、B級スポット、巨大構造物、赤線跡などフツーじゃない場所ばかり紹介。武蔵野美術大学非常勤講師。X(旧Twitter):@isamu_WJ

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