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「ダメだって…」ラブホの電話口から聞こえてきた声は…従業員を悩ます迷惑な常連客

日刊SPA! / 2024年9月28日 15時51分

◆「楽しんでどうするの?」説教したけど

けれど、反応はない。こちらの問いかけには応じず喘ぎ続けていることを確認した篠原さんは、いったん受話器を置いて電話を切った。そして、「何やってるの? 楽しんでどうするの? きちんと仕事して」と、スタッフ2人を咎めている。

「でも、スタッフ2人はニヤニヤするばかり。『ヒマなときは、別にいいじゃないですか』『面白いし』『無料の生テレクラ』『ラブホの醍醐味』などと盛り上がり、楽しんでいる様子で埒が明かない。しかも電話をかけてきた客は、ここ最近、常連になっていると言います」

2人は「ラブホの客が増えるなら、万々歳」などと、まるで良いことをしているような口ぶり。呆れる篠原さんが追求すると、その客は、ここしばらく週2~3回の頻度でやってきては内線電話をしてくるというのだ。しかも、こちらが切るまで電話を切らないという。

◆特殊な性癖のカップルが集まる不安

「そのため、その間は、ほかからの内線電話はつながらない状態になります。すごく迷惑な行為。しかも、そういった電話を受けてくれるホテルなどと噂が広がれば、喘ぎ声を聞いてもらうことで興奮する性癖を持つ人たちが集まってくるかもしれません」

そうなれば、本当にフロントへ用事のある人が電話をかけられなくなってしまう。篠原さんは、そのことをあらためて説明。迷惑客の部屋へフロントから電話し、営業妨害になるのでやめるよう注意を促している。

「それ以降は、そういった内線電話がかかってくることは少なくなりました。でも、たまに喘ぎ声を聞いてほしいという人、いるんですよね…。ただ、注意をすれば聞き入れてくれる人がほとんどです」

篠原さんは、「今回の件については、HさんやM美さんが面白がってしまったために、相手を調子づかせてしまったことは否めません」と言い、「迷惑客を撃退するためには、スタッフが一丸となって同じ対応をすることも大切」とアドバイスしてくれた。<TEXT/山内良子>

【山内良子】
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

―[ラブホの珍エピソード]―

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