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部下の女性との密会がバレて離婚&会社もクビに…大手企業の課長から転落したタクシー運転手47歳――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年9月29日 15時45分

「今の仕事に就いて1年半が過ぎましたが、抜け道は全然覚えられないですし、ナビなしで目的地に行けないことがほとんど。そもそも運転自体あまり好きではないので、生活のために仕方なくタクシーの仕事をやっている状況です」

 求人広告には「月収50万円以上も可能!」と書いてあったが、浪野さんの収入はその半分以下だ。

「お客さんを乗せまくって、そのくらい貰っている人もいますがあくまで一部。私は月20万円ちょっと稼ぐので精一杯です。それにタクシー運転手の場合、勤務形態が特殊で1回の勤務が24時間。間に休憩を挟んだりしますが、今までとはまったく違う仕事なので体力的にはやっぱりしんどいです」

 勤務明け1日休みがあるそうだが疲れが取れず、2日休むことも多いという。

「休みを増やせば収入は減るし、かといって無理すれば事故につながる。ウチの会社に限らず、タクシー会社の多くは事故を起こした場合、運転手が修理費用の一部を背負わなければならないんです。それを考えると収入増は期待できてもリスクを背負って実車日を増やす気にはなれません」

 幸い借金こそないが、生活水準は依然として低いまま。子供が大学を卒業するまで最低でもあと8年は養育費を払い続けなければならず、大きな負担となっている。

「親として当然の義務だと思っていますが、今も蓄えはほとんどないので老後については不安しかありません。退職金も出ないですし、身体が動くうちは働き続けるしかないでしょうね」

 自らの原因とはいえ、希望がまったく見えないのも辛い。だが、これが現実なのだ。<TEXT/トシタカマサ>

【浪野さんの1か月の収支】
月収(手取り)21万5000円
家賃 3万円
食費 7万円
水道光熱費 8000円
通信費 5000円
子供の養育費 5万円
その他雑費 1万7000円
こづかい 3万円
収支 +5000円
※2018年の取材時

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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