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「500万円を出資してくれませんか?」はNG。サラリーマン生活に別れを告げたいとき、ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし

日刊SPA! / 2024年10月2日 15時46分

「500万円を出資してくれませんか?」はNG。サラリーマン生活に別れを告げたいとき、ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし

ひろゆき氏

仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。
どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。

◆独立を目指すのに、人から出資を引き出したい

先の見えたサラリーマン生活に別れを告げ、思いきって独立を目指す人もいるだろう。しかし、ビジネスアイデアはあっても自己資金に乏しい。そこで、投資家から出資を受けようとした場合、どんな交渉が有効なのか。ひろゆき流の「出資を引き出す交渉術」を伝授する。

◆欲しい金額を伝える前に、相手の目的を満たすのが重要

 大企業でも倒産やリストラの憂き目にあう時代なので、独立して事業を始めようという人が増えていますよね。とはいえ、アイデアと実行する算段はあっても資金が足りない……という人もいます。

 こういうときは銀行からの借金や国の支援制度を使って資金を補填することもできますが、ビジネスに目の利くエンジェル投資家に出資してもらいつつ、アドバイスも欲しいという人もいるでしょう。実際に起業する場合、エンジェル投資家にビジネスアイデアを伝えたら意気投合して「一緒に事業をしたいから出資をする」なんて話になることもあります。

 ここで問題になるのが「いくら出資してもらうか?」です。会社員は得てしてこういった交渉に慣れていませんし、「金額を直接的に伝えて嫌な顔をされたくない」と考える人が大半だと思います。

 そこで有効なのが、金額ではなく株式の数から切りだすことです。株式会社は最も多く株式を持っている人の意見が強く、過半数を持てば筆頭株主になり、経営権を握ることができます。エンジェル投資家は経営権を欲しいと考える人も多いので、「過半数の株が欲しいですよね?」と聞くといいです。

 そこで相手がイエスなら「わかりました。では、500万円の出資でお願いします」と伝える。この順番で話をすると、すんなりと出資話が進みます。

 一方、いきなり「500万円の出資をお願いします」と金額から入ると、なぜその金額なのかを理由を聞かれたり、細かい説明やらなんやらで相手に迷うスキを与えてしまうことになります。

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