値下げ交渉をするとき、心理テクニックには「落とし穴」あり。継続して相手と仕事をしたいなら、ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし

◆継続して相手と仕事をするなら…

というのも、断りべタな人だとどんな要求の仕方をしても承諾してもらえるでしょうし、頑固な人にはどんなやり方でも承諾を得ることは無理だったりするからです。なんとか承諾してもらえても次から警戒され交渉がしにくくなる。後々面倒くさいことになるのでオススメはできません。

なので、継続して相手と仕事をするなら、「この値段がギリギリです。継続してお願いするので安価ですが受けてもらえませんか？」などと、偽りなく条件を提案するのがいいです。願望を伝えつつ、相手の余裕などをうかがいます。そのほうがお互いに気持ちよく以降の関係を築けると思いますよ。

◆値下げ交渉をするときは…

×「値下げをしますが、これでも他社に比べればいいほうです」
◎「継続してお願いするので、値下げに応じていただけませんか？」

構成／杉原光徳（ミドルマン）

【ひろゆき】
西村博之（にしむらひろゆき）1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「２ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』

―［賢い人が自然とやっているズルい言いまわし］―