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袴田事件「無罪判決の瞬間」は異例すぎる光景に。傍聴人が法廷で目撃した「涙を流す“まさかの人物”」の正体

日刊SPA! / 2024年10月4日 15時48分

「第一回公判で、ひで子さんから『巖に真の自由をお与えください』と言われましたが、真の自由を与えることは、裁判所にはその役割は与えられていません。ただ、自由の扉はちゃんと開けました。真の自由というのは、確定しないといけません。判決までものすごく時間がかかり、本当に申し訳ないと思っています。もうしばらくお待ちいただきたいと思います。これからも心身共にお健やかにお過ごしください。健康でいられることを心からお祈りします」

 そして午後3時59分、世紀の裁判は幕を閉じた。

◆再審の課題は残り続ける

 検察側は無罪判決を不服として控訴することができるが、「公益の代表者」として本件を控訴することは断じてあってはならないこと。

 そして今回の事件で、再審無罪まで58年がかかったことなど、法の不備も浮き彫りとなった。

 控訴期限は10月10日午後11時59分。仮に検察側が控訴しなかったとしても、再審の課題は残り続ける。

取材・文/学生傍聴人

【学生傍聴人】
2002年生まれ、都内某私立大に在籍中の現役学生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴にハマり、傍聴歴6年、傍聴総数900件以上。有名事件から万引き事件、民事裁判など幅広く傍聴する雑食系マニア。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行っている。

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