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女性32歳、母親失格でも“お隣さんとの密会”を止められない。ウンザリする超亭主関白な夫の留守中に…――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年10月5日 15時45分

「すぐに親しくなりました。2か月後、Tの奥さんが出産。そのあとすぐ、Tが育休を取って赤ちゃんの面倒をみることになったと、T本人から聞きました。正直、嬉しかったです。その頃には、Tとバッタリ会ったときには長話をしないと物足りなくなっていましたから」

◆偶然を装って待ち伏せすることも

 Tが育休を取って赤ちゃんの世話をはじめると、ベランダ越しに赤ちゃんの子育てや節約に関する情報交換なども頻繁におこなうようになる。Tの赤ちゃんが1か月検診を終えて外出できるようになると、バッタリ会うだけでは気が済まなくなっていた。

「偶然を装って、Tを待ち伏せたりしたこともあります。やさしい話し方、奥さんを思いやる言葉の数々。これが、私に向けられたものだったらどんなに嬉しいだろうと、出産後まったく家に戻ってこない夫と比べては悲しくなりました」

 そのうち志保さんは、決まって夕方に近所の公演へ行くTと時間を合わせて出かけるようになる。そして、ベビーカーを並べてお互い子育てのことについて話しているうちに、だんだんと妙な感覚に陥っていったとか。

◆お互いの家に誘って“カラダの関係”に

「まるで、Tが自分の夫であるような、そんな妄想のような感覚です。頭では違うとわかっているのに、Tと過ごす時間が楽しすぎて、2人の仲が縮まっていくのが嬉しくてたまりません。Tに嫌がっている様子もなかったので、自分でも驚くほど積極的になっていました。

 そして、何がキッカケだったかも思い出せないほど自然に、お互いの家にも誘い合うようになる。そして、ベビーサークルのなかに赤ちゃん2人を並べて親密な時間を過ごすようになっていったと話す。

「カラダの関係を持ってから1年。私の子供は発語が遅れていますが、Tの子供が1歳を過ぎ、だいぶ言葉を話すようになってきたのです。Tの育休は最長3年ですが、お互いに危機感を募らせています。最近では、子どもの成長が疎ましいとさえ思うようになりました」

◆一線を引こうとしている相手

 母親失格とは自覚しつつも、どうにかTとの関係を続ける方法はないか模索している自分が恐ろしいという志保さん。いつ家に戻ってくるかもわからない夫に怯えながらも、Tとの不謹慎で淫らな関係を絶ち切れずにいる。

「夫と離婚しても、Tが私と結婚してくれる保証はどこにもありません。それにTは最近、常に『子供がかわいい』『妻がいちばん』などと言っていて、一線を引こうとしていることもわかっています。それでも、どうにかしてこの関係を続けたいのです」

 引き返すチャンスは何度もあったと後悔する志保さん。「もういまさら引き返せない」と言うが、現実逃避して心身を満たしていれば高確率でリスクがつきまとう。まずは、自分の置かれている状況と自分に与えられた選択肢を整理してみてはいかがだろう。

<TEXT/夏川夏実>

【夏川夏実】
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5

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