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大谷翔平、ついに大舞台へ!“投手陣崩壊状態”のドジャースは「ポストシーズン」で勝てるのか

日刊SPA! / 2024年10月5日 8時48分

大谷翔平、ついに大舞台へ!“投手陣崩壊状態”のドジャースは「ポストシーズン」で勝てるのか

写真/産経新聞社

 ついにドジャースの大谷翔平が、待ち焦がれたポストシーズンの大舞台に立つ日がやってきた。
 打者一本で迎えた移籍1年目の今季は、2年連続自身3度目となるMVPの当確ランプを灯らせている大谷。もちろん苦しんだ時期もあったが、シーズンを通じて自慢の打棒を爆発させ、シーズン途中からは核弾頭としてドジャースを両リーグ最高勝率に導いた。

 ナ・リーグの第1シードを獲得したドジャースは、現地5日(日本時間6日)から始まる地区シリーズに登場。対戦相手は、ワイルドカードシリーズでは強豪ブレーブスを撃破した同地区のパドレスだ。先に3勝したチームがリーグ優勝決定シリーズに進むライバル対決を展望する。

◆現地では「パドレス優位」の声も

 レギュラーシーズンではドジャースがパドレスに5ゲーム差をつけて地区優勝を飾ったが、シーズン終盤の戦いぶりはパドレスが盤石だった。そういったこともあり、現地アメリカでの下馬評はパドレス優位という声が目立つ。

 実際にMLBの公式サイトでは、両チームの戦力をポジションごとに比較した記事を配信しているが、ドジャースのMVPトリオ(大谷、ベッツ、フリーマン)に敬意を払いつつも、「このシリーズはパドレスのために用意されたように感じる」「激闘と感動に満ちたこのシリーズで、パドレスは投手力の強みを発揮し、ライバルを撃破するだろう」と分析し、パドレスが勝ち進むと予想している。

 同記事にある通り、ポストシーズンでは何より投手力が重要視される。パドレスはシーズン防御率が両リーグ12位の3.86と平均をやや上回る程度だったが、後半戦に限ればリーグ4位の3.38と、シーズンが進むにつれて投手力は強固なものになっていった。

◆ドジャース先発陣の防御率が崩壊状態に…

 一方で、投手陣に大きな不安を抱えているのがドジャースだ。シーズン防御率3.90はパドレスと変わらないが、後半戦は4.11とやや右肩下がり。さらに9月に限れば4.58という数字が残っている。特に先発投手陣は9月の月間防御率が5.80で、故障者の多さも手伝って“崩壊状態”といえるだろう。

 そんなドジャースのエースとしてパドレスとの初戦マウンドに登るのが山本由伸だ。

 昨年オフにドジャースと大型契約を結んだ山本は、新天地でも開幕から好投を続けていた。ところが右肩腱板損傷で6月に戦線離脱。約3か月後に復帰したが、まだ万全の状態とはいえず、前半戦ほどの安定感を見せられていない。

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