田舎のラブホは高齢の客が意外と多い。密会のアリバイ工作に“軽トラック”で来るカップルも…
日刊SPA! / 2024年10月9日 15時51分
※写真はイメージです。
さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。
しかし、ラブホ街やその周辺には当然、“住んでいる人たち”がいる。今回は、そんな住人にまつわるエピソードを中心に紹介する。
◆高齢の利用客が意外と多い
地方のラブホの現役清掃スタッフである鈴木ミズホさん(仮名・30代)が、利用客について驚いたことがあるという。
「ラブホの利用客には、どの世代の人たちが多いと思いますか? 活力も精力もある20代、お金に余裕が出てきた30代、子育てに励んでいる40代……。
さまざまな意見があると思いますが、私が働いているラブホでは、50代や60代の高齢のお客様が意外と多いんです。元気なおじいちゃんやおばあちゃんが、利用しているんですよ」
スタッフたちも「まだまだ元気なの?」「まだできるの?」と、興味しんしんなのだそうだ。
◆軽トラックで現れる60代の不倫カップル
また、ラブホは格好の不倫スポットだという。
「ちなみにラブホスタッフは、『あ、これ不倫カップルだな』って結構な確率で見破れます。絶対的な確信があるわけではないですが、全体的な雰囲気やしぐさが違うんですよね。これは、ラブホスタッフが口をそろえて言っています」
具体的には、正規カップルは、とにかくイチャイチャしていて明るくニコニコしているという。一方、不倫カップルは、男性側は事後が素っ気なく、早く帰りたそうにしているそうだ。
「不倫カップルは暗くて、ちょっと重めの雰囲気になっていることが多いですね」
最近印象的だった不倫カップルはというと……。
「“農道のポルシェ”と言われる真っ白い軽トラで颯爽と現れた60代のカップルです。軽トラで不倫って『すごい』の一言しか出ませんでした。農作業に出ていくと見せかけて、不倫相手の元に向かうんでしょうね。アリバイ工作にはもってこいなのかもしれません」
ほかにもママチャリでラブホに来るおじいちゃんもいるのだとか。
「お姉さんを派遣してもらうために利用しているのですが、愛車はママチャリ。堂々と駐車場に現れ、数時間後にはルンルンと立ちこぎで帰っていきます」
鈴木さんは「エネルギーがみなぎっている」と感心する。
「日本は少子高齢化で元気がないなんてニュースで見ますが、私には元気すぎるおじいちゃんの存在が頭をちらつき、その度にまだまだ日本はがんばれる!」と思うそうだ。
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