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妻から「気持ち悪い。出ていけ」と言われ、実家に逃げ込んだ55歳男性。80代母の“叫び声”で眠れぬ夜を過ごす日々

日刊SPA! / 2024年10月10日 8時52分

妻から「気持ち悪い。出ていけ」と言われ、実家に逃げ込んだ55歳男性。80代母の“叫び声”で眠れぬ夜を過ごす日々

レスと介護に悩む太田涼平さん(仮名・55歳)/夫婦+娘2人/別居中。かつては太田さんに懐いていた娘たちだが、今では疎遠に

人生100年時代の折り返し地点で、人は多くの問題に直面する。親の介護や病気、夫婦仲の冷え込み、子供の問題……。クリアが困難な“無理ゲー”の数々をどう解決すればいいか? 令和の家族メンテナンス法を探った。
◆家庭内で妻や娘に疎外され鬱を発症

3世代家族が一般的だったのは遠い昔。核家族化を経て、令和の家族像は様変わりしている。同時に、家族が抱える問題は多様化している。

太田涼平さん(仮名・55歳)は、家庭内で疎外感を覚えたことをきっかけに、2年前から家族と別居状態にある。

「妻とは次女が生まれてから10年以上のレスで、求めても『触らないで』と拒絶されるようになりました。夜勤の多い仕事なので生活リズムが合わず、娘とのコミュニケーションも皆無。私はいわゆるADHDで、人との距離の取り方がおかしいようで……妻や娘から言動が気持ち悪いと言われることも。そのストレスから鬱になってしまい、家に帰っても部屋に閉じこもるようになりました」

◆家族と別居の引き金になったのは…

別居の引き金になったのは、妻のスマホを盗み見たことだ。

「夫婦仲をどうにかしたい一心で、妻のLINEから娘のママ友の連絡先を調べて、『妻の不満を聞いてあげてほしい』と連絡したら、それがバレてしまったんです。妻からは『そんな気持ち悪いことする人とは住めない。出ていけ』と言われて、母親が一人で暮らす実家に逃げ込みました」

だが、実家で待っていたのは80代の母親の介護だった。

◆痛みで奇声を上げる80代母と眠れぬ夜を

「要介護1で認知症もないですが、腰が悪くて歩行器が手放せない生活なんです。だから食事や洗濯、掃除など身の回りの世話は僕がやらないといけない。母は夜中に体の痛みで『ぎゃぁぁ!』と奇声を発するので、満足に睡眠も取れない日もあります」

また別の問題で、経済的にも困窮している。

「別居後に妻から『実家なら家賃も生活費もいらないでしょ』と言われ、自分の通帳と印鑑を持っていかれてしまったんです。別居前の小遣いは月4000円だったのですが、それもなくなって……。休日に日雇いのアルバイトをしながら食い繫いでいます」

◆かつての家族を取り戻すために取った行動は…

現在、娘たちに連絡しても返信はなし。家族の溝は深いままだが、太田さんは、なんとかかつての家族を取り戻そうともがいている。

「先月、YouTubeで弱いメンタルを激変させるというカウンセラーを見つけたんです。数日前に30万円の講習料を振り込みました。お金を稼ぐ、人にモテる、人生を好転させる……そんなメンタルに自分を変えて、また家族と家庭を取り戻したい」

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