20歳になって“腹違いの兄”から知らされた両親の秘密…母は「黙っててごめんなさい」と号泣
日刊SPA! / 2024年10月15日 8時52分
兄はちゃんと約束を守ってくれて、あれから12年経った今も妹は何も知りません。隠していることに対する罪悪感がないわけじゃないですが、打ち明けるよりはマシだったと今でも思っています」
しかし、田沢さんも以前と同じように両親に接することができず、距離を置くように。すでに大学生でバイトやサークル活動で忙しかったこともあり、両親と食事や話をする機会は少なくなっていたが就職を機に実家を出てしまう。その後は電車に1時間半ほどの距離だったが実家に顔を出すことはほとんどなかったという。
◆不倫略奪婚だと知ったことを明かすと母親から泣いて謝られた
「ただ、就職して3年目のとある週末、父から『近くまで来てるんだが、今から行ってもいいか?』と電話があり、アポなしで家に来たんです。そこで実家に顔を出さない理由を追及され、兄から聞いた不倫略奪婚の話を聞いたことを明かしました。父は『話したら嫌われてしまいそうで言い出せなかった。すまない……』と謝られ、母も『ずっと黙ってごめんなさい……』と泣いていました」
そこで両親から不倫の末の再婚だったことで祖父母や親族とは現在も最低限の付き合いしかないこと、前妻は高校時代の同級生で共通の友人知人からはほとんど縁を切られていることを聞かされる。
「特に父は祖父母から一時絶縁を言い渡されていたそうで、確かに小さいころは会った記憶がほとんどなかった。遠方で簡単に行ける距離ではなかったですが存命だったため、そういう理由だったのかと改めて納得しました」
◆実家には定期的に顔を出すようになった
わだかまりが完全になくなったわけではないが、この一件を機に両親との関係は改善。実家には定期的に顔を出すようになり、結婚して子供が生まれた今は2~3か月に一度のペースで会っている。
「私個人は不倫に対して嫌悪感を持っていますけど、それでも自分に愛情を注いで育ててくれたのは知ってますから。だから、やっぱり嫌うようなことはできませんよ」
倫理的、社会的には許されることではないが、世の中には不倫の末にゴールインしたカップルが少なからずいるのも事実。知らないだけで両親が不倫略奪婚だったというケースは思っていた以上に多いのかもしれない。
<TEXT/トシタカマサ>
【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
―[奇妙な男女関係]―
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
51歳男性が僅か3カ月で「奇跡の結婚」した驚く経緯 49歳の妻が見せた一世一代の決断力
東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分
-
退職金6000万円に年金は月50万円…羨望の贅沢老後が一転、バブリーな夫婦が迎えた「まさかの結末」
Finasee / 2024年11月22日 17時0分
-
「拝め拝め拝め拝め」宗教にのめりこむ毒母が放つ絶望感…笑顔消えた中学生の娘がヤンキーとつるみ再生した訳
プレジデントオンライン / 2024年11月16日 10時15分
-
義両親から悪質な“嫌がらせ”を受けていた娘を守るため、父親がとった行動に涙
日刊SPA! / 2024年11月8日 15時52分
-
定年を迎えた両親が「熟年離婚」した理由とは? 仲良し夫婦が埋められなかった“老い方”の違い
オールアバウト / 2024年10月30日 22時5分
ランキング
-
1品川イオンスタイル「最強フードコート」の実態 太っ腹にも程がある?自由すぎる食のスポットだ
東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分
-
2コンビニ大手3社の「肉まん」「高級豚まん」を実食。この冬に食べるべき“コスパ圧倒的”の肉まんは
日刊SPA! / 2024年11月24日 15時52分
-
3煙草を「のむ」ってわかりますか?古い注意書から気付かされた日本語の変化
よろず~ニュース / 2024年11月24日 12時10分
-
4とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
5ナッツを食べると認知症予防になるのか…理想は1日30g
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月24日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください