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「人前で全く喋れなかった」少女が、“アイドル”に憧れてステージに立つまで

日刊SPA! / 2024年10月15日 15時53分

「“いじめ”というほどではないかもしれないけど、あんまり人間関係がうまくいかなくて、へんに真面目な部分があったので学校を休むってことを知らなくて。毎日泣きながら登校していました。

 友達もいない、部活も入っていない、そんな私の“心の支え”になったのが、ゆるめるモ!の『Only You』という曲でした。最初は歌詞の意味までは考えなかったんですが、とにかくメロディーを聴いているとテンションが上がって。

 ゆるめるモ!の存在は、あのちゃんのSNSで知りました。それで、『Only You』を聴きながら頑張って学校に通っていたら、友達ができて。そしたら、また急に『アイドルになりたい』という思いが湧いてくるようになったんですよね」

◆大きなステージで歌っている自分の姿が想像できた

 らきさんは再び「お姉ちゃんと一緒にやりたい」と考えたが、それは現実的には難しかったという。

「じゃあどこで? 誰とアイドルをやろう? って考えたときに、苦しい時期を救ってくれたゆるめるモ!でアイドルがやりたい。そう思って検索したら、たまたまオーディションがあったんです」

 オーディションは、ゆるめるモ!結成以来、11年ぶりのものだった。

「もう『やったー!』って、受かってもいないのに喜んでいました。アイドルの先輩であるお姉ちゃんは『本当にゆるめるモ!受けるの?』なんて言っていましたが(笑)、なぜかオーディションの時点で、自分がゆるめるモ!に加入して、大きなステージで歌っている姿が想像できたんです」

◆家族の応援でなんとか審査を通過

 らきさんの母親はタロット占いが趣味で、よく当たるそうだが、ゆるめるモ!のオーディションに関連する占いを何回しても不思議と縁起の良いカードしか出てこなかったという。

「しかもオーディションの締切は私の誕生日。もうこれは受けるしかない!と思いました」

 オーディションは一次審査、二次審査と順調に進んだが、三次審査はらきさんが大の苦手だという“ライブ配信”だった。

「最初は本当にやりたくなくて、家族に『頑張れ!』って応援してもらいながら、なんとか乗り切ったというか。毎日2〜3時間、ずっと家族に見守ってもらいながらライブ配信していましたね」

◆最終審査に合格「とりあえず頑張ってみようかな」

 いよいよ最終審査に進んだが、大一番の日、らきさんは10分の遅刻&忘れ物をしてしまう。

「この日は終始冷や汗で『まわりのみんなはちゃんとしているのに(泣)』って、かなり焦りました。最終審査は3チームに分かれてダンスと歌を披露したのですが、終わってから結果が発表されるまで3時間以上待たされました」

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