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ギャルモデルから“経営者”になった32歳女性。「やりたいことを貫き通す」不屈のギャルマインドを糧に

日刊SPA! / 2024年10月18日 8時53分

大学に進学した後も、その会社でアルバイトを続けていた西さん。しかし、彼女が大学3回生の時に、ある事件が起こった。

◆ネイルでキーボードをカチャカチャ…

「父親の知人が自己破産してしまい、父親が連帯保証人になっていたことから4000万円の借金を抱えることに。私も家計を助けるべく、大学を中退することにしたんです。その時にアルバイト先の社長に相談したら、正社員にしてもらえました」

正社員になる少し前に、黒ギャルから白ギャルに転身したと語る。ギャルは「だいたいみんな、25歳くらいで白に戻る」のだとか。

肌の色のほかにも、ギャルとしての見た目に変化はあったのだろうか?

「会社では割と服装が自由だったので、髪の色を黒くしたことはないです。ネイルをしていて爪も長かったので、パソコンのキーボードを叩くとカチャカチャと音が響いていました(笑)」

◆ギャルモデルは25歳で引退、会社員を辞めて起業

20代前半の頃にはギャルモデルの事務所から声がかかり、ファッション雑誌やファッションショーなど、モデル活動もしていたという。

「当時は筋トレにはまっていたんです。それもあって、トレーニングモデルの活動をさせてもらえることになりました。トレーニングウェアを着てファッションイベントに出たり、他には活動の一部でジムに行ったりもしていましたね。4つのスポーツジムと契約して、パーソナルトレーニングを受けて、オープンエリアで筋トレをして……めちゃくちゃ体育会系でした」

ギャルモデルは25歳まで続けたそうだ。26歳で会社員を辞めて、現在の会社を起業するに至った。

「まずは大阪で3畳のシェアオフィスから3名で、現在の『株式会社アンドエーアイ』の前身である『株式会社ドリグロ』をスタートしました」

経営者としてギャルとは無縁に……と思いきや、意外な形でつながっていた。

◆“表現したい”という願いを押さえつけない

なんと、大阪オフィスのスタッフには「絶滅危惧種の黒ギャルが1人いる」とのこと。

「ギャル時代に一緒に海の家で働いていた人が、大阪オフィスの事務をやってくれています。信頼してるので、会社のお金まわりのことも安心して任せられます。ちなみに彼女の肌の色は、今でも真っ黒です(笑)」

会社では四半期に一度、バーベキューパーティーなどのイベントを行っているとか。その時にも「黒ギャル」の社員が大活躍しているそうだ。

「うちの社員はエンジニアが多いのですが、そのなかでも彼女はめちゃくちゃ盛り上げてくれます。彼女くらいパリピでムードメーカーな社員はいないんじゃないかな」

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