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「まさに自業自得」“あおり運転”してきたアルファードが、事故を起こして警察に捕まるまで

日刊SPA! / 2024年10月21日 8時51分

 しかしその後、警察のパトカーに連行されていったそうだ。

「お互いに怪我がなかったのは幸いでしたね。ドライブレコーダーの重要性を再確認した瞬間でした」 

◆「どけ!」と言わんばかりの勢いに恐怖

 高速道路を運転中、あおり運転に遭遇した梅田直人さん(仮名・30代)。仕事で取引先に向かう途中だったという。

「あの日の道路の混雑ぶりは今でも忘れられません。3車線とも車がひしめき合い、なかなか前に進めない状況だったので焦りました」

 そのとき、梅田さんの車の後方から近づいてきたのはアルファードだった。運転手は何度も車線変更を繰り返し、イライラしているようすだったそうだ。

「私の車が走る中央車線にぴったりと車間距離を詰めてきました。まるで、『どけ!』と言わんばかりの勢いに恐怖を感じました」

 渋滞しているので当然、道を譲ることは不可能だった。「このままでは危険だ」と梅田さんは思ったものの、淡々と運転を続けるしかなかったと話す。しかし、アルファードはますますエスカレート。そして、次の瞬間……。

◆アルファードが後ろから追突!

 梅田さんの車に衝撃が走った。なんとアルファードが後部に激突したのだ。

「私はすぐに警察に通報しました。警察が到着するまでの間、相手は私に詰め寄ってきて、『早くしろ! お前のせいで予定がつぶれる』と怒鳴り散らしていたんです。家族連れだったようですが、どうやらUSJに遊びに行く道中だったようですね」

 警察官が状況の説明を求めると、相手は「急に減速されたから避けられなかった」と主張した。だが、梅田さんの車にはドライブレコーダーが搭載されており、その主張は覆されることに……。

 ドライブレコーダーの映像には、アルファードが執拗に梅田さんの車を追尾し、追突するようすが記録されていたという。

「ドライブレコーダーの映像を見た警察官は、相手の主張が間違っていると判断しました。後日、保険会社から10対0で相手に責任があると、連絡がきたんです。その結果には正直安堵しました」

 あおり運転してきた相手は、USJに行くどころか、事故現場での処理に時間がかかり、楽しいはずの1日が台無しになったことだろう。「自業自得とはまさにこのことだ」と梅田さんは思ったそうだ。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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