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たとえ暴落があっても…それでも投資は「やらないほうがリスク」なシンプルな理由

日刊SPA! / 2024年10月22日 15時49分

 とはいえ、リスクに備えることも忘れてはいけない。

「投資初心者にとって難しいと感じるかもしれませんが、可能なら分散投資を行った方がいい。米国株だけで資産運用することも悪くはないですが、やはり暴落が起きた際の目減りや回復までの期間を受け入れ難い人も多いと思います。

 実は、プロの投資家は分散投資を行っていて、国内外の株式や債券など、値動きの特徴が異なる商品に投資することでリスクを減らしています」

◆今から投資を初めても遅くない!

 年齢や元手がないことを理由に、自分は投資ができないと思い込むのは早計だ。

「若いうちから投資を行ったほうがいいですが、40代、50代、それ以上の年齢でも決して遅くありません。人生100年時代と言われており、50代で始めても何十年と長期での資産形成をすることができますし、年金のほかに資産運用による不労所得があれば老後の大きな支えになってくれます。

 元手は生活に無理のない範囲で大丈夫です。ただ、弊社も10万円から投資できるサービスではあるものの、ずっと10万円ではたとえ2倍に増えても20万円にしかなりません。長期的に資産運用を行う場合は、最初にいくら投資できるかよりも、追加でどれくらい投資していくかが重要になります」

 お金をどれくらい投資に回すかは、金額よりも割合で考えるといいそうだ。

「アメリカでは、金融資産の約50%を投資に運用していて、現金は10%ぐらいしか持っていません。ですが日本では、金融資産の約50%を貯金していて、投資に回しているのは15%ぐらいしかありません。

 つまり100万円のうち、日本人は15万円しか投資をしていないけど、アメリカ人は50万円も投資をしていることになります。アメリカ人のように50%を運用するのは難しいにしても、まっとうな金融商品に投資をするなら、30%から40%は投資をしても良いと思います。

 また、一括と積立はどちらがいいかと聞かれることが多いですが、可能なら両方やったほうがいい。たとえば、貯金が50万円、毎月の給料が20万円なら、10万円で初めてもらって、給料の10%の2万円を毎月追加投資するといった形です。コツコツと長期的に続けていけば、これでも資産を増やすことができます」

◆信頼できる投資のパートナーを見つける方法

 初心者が投資を始めるなら、「独学でやるよりもファンドマネージャーなどの専門家に頼った方がいい」という。

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