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大谷翔平、ついにワールドシリーズへ!空中戦なら「ドジャース圧倒的有利」の可能性が高いワケ

日刊SPA! / 2024年10月22日 15時50分

 球場の特徴を示す「パークファクター」という指標があるのをご存じのファンも多いだろう。本塁打以外にも、得点の入り易さや二塁打の出易さなど、項目ごとに数値化されている。

 2022~24年の過去3年間において、最も本塁打が出やすい球場は、レッズのグレート・アメリカン・ボールパーク。そして、これに2位で続いたのがドジャースタジアム、そして3位がヤンキーススタジアムだった。つまり、今年のワールドシリーズは、メジャーの中でもかなり本塁打が出やすい球場で行われることになる。

◆空中戦なら“ドジャース有利”の可能性が高いワケ

 本塁打が乱れ飛ぶ“ホームランシリーズ”になれば、ドジャースがかなり有利といえるかもしれない。というのも、今ポストシーズンでドジャースは9人が本塁打を放っているが、うち7人が2本以上をマークしており、決して大谷に頼りっぱなしの打線ではないことを証明しているからだ。

 一方のヤンキースは6人が本塁打を放っているが、2本以上はジャンカルロ・スタントン、フアン・ソト、そしてアーロン・ジャッジの中軸3人だけ。試合数が2試合少ないとはいえ、ドジャースに比べるとやや物足りなさを感じさせる。

◆勝負のカギとなるのは…

 ドジャース投手陣とすれば、中軸の3人を重点的に対策すれば、致命的な大量失点を防げるかもしれない。

 逆にヤンキースの投手陣は大谷とムーキー・ベッツの1~2番も然ることながら、トミー・エドマンやマックス・マンシーといった脇役にも気を配る必要がある。リーグ優勝決定シリーズで絶不調だったテオスカー・ヘルナンデスが第6戦で2安打を放ったことも見逃せない。

 中軸だけならヤンキース打線の方が豪華といえるが、1番から9番まで抜け目のない打線は間違いなくドジャースの方だろう。

 現地時間25日(日本時間26日)にドジャースタジアムで開幕する今年のワールドシリーズは、史上空前の空中戦になる可能性が極めて高い。果たしてどちらのチームが打ち合いを制することになるだろうか。

文/八木遊

【八木遊】
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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