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キャンプ場に来た“金持ち迷惑客”が「まさかの行動」に…。経営者を悩ませる迷惑客の実態

日刊SPA! / 2024年10月23日 15時53分

キレられるのもイヤですが、キャンプ場に隣接している私の自宅に捨てていく人もいるんです。これは本当に腹が立つ。受付棟の裏に自宅があるんですが、その庭先に置いていくんです。自分の家にゴミが捨てられたらどんな気持ちになるのか……。考えたことないんでしょうね」

 たしかにゴミを持ち帰ることに抵抗を感じるのは理解ができるが、人の家の庭先にゴミを捨てていくとは言語道断だろう。

◆高級な新品キャンプグッズを持ってきた金持ち客

 北関東でキャンプ場を営むDさんも、迷惑客に悩む一人だ。

「ウチはゴミ回収をしているんですが、穴が空いた、ポールが折れたからってテントやタープを捨てていく人がたまにいるんです。いくら“燃えるもの”でも、あんな大きいものは粗大ゴミになります。そのなかでもイチバン驚いたのは、キャンプ道具一式捨てていった客。その人はかなりお金持ちっぽくて、高級なRV車で乗り付け、スノーピークやヘリノックスなど、新品で高級なテントやギアがズラリ。一緒に来ていた人は慣れた感じで、その人にいろいろ教えながらセッティングしていました。しかし1泊して翌日、その日は朝から大雨で雨の中で撤収作業をすることになってしまったのです」

◆片付けが面倒になった客が“まさかの行動”に

 雨の中、ギアを収納したり、タープやテントを畳んだりするのは骨が折れる作業だ。慣れた人でも雨中の撤収作業はツラいのだが、初心者にとってはなおのこと。一緒に来ていた人も自分の片付けで精一杯で、なかなか撤収作業が捗らずにいると、驚きの行動に出たという。

「なんと……、キャンプ道具を片付けず、そのまま帰っちゃったんです。キャンプグッズがそのままの状態で帰宅したので、あとから電話したら『全部処分してくれ』って、そんなんできるわけないじゃないですか。それはできないから取りに来てくださいって言ったら、『カネ払えばいいのか? いくらだ?』って逆ギレ。それからは何度電話しても出てもらえず、仕方ないから回収してレンタル品として使ってます」

 キャンプの楽しさには“不便を楽しむ”こともあるだろう。カネを払えばなんとかなると思うその心では、キャンプは楽しめなかったのではないだろうか。

文/谷本ススム

【谷本ススム】
グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター

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