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8000円以下の「歩きやすいズボラ靴」3選。中高年でも“履くだけで”サマになる

日刊SPA! / 2024年10月23日 15時52分

一見、「重そう、硬そう」にみえる外見を完全に裏切る履き心地。サイドゴアなのでゴム長のように乱暴に「ズボッ」と履くことができます。ゴム長や格安製品のブーツと異なり、甲の部分をきっちり「面」でおさえてくるので、脱げません。ここがキモで、足を通して歩いてみると5秒でわかりますが、カカトが食いついてきます。

ややオーバーな言い方ですが、そのへんのスニーカーより履き心地・歩き心地・足への食いつきのよさは上でしょう。底は合成ゴムでボリュームがありますが、中は完全にくりぬいているはず。もちろん手抜きではなく、軽量化とクッション性をアップさせるための工夫です。しかも合成皮革なので、雨でも大丈夫。子育てで砂場に突っ込んだり、泥だらけのグラウンドを歩くことになっても平気でしょう。汚れてしまったら、履いたまま公園や校庭の水道で洗い流せばOK。ある意味メンテナンスフリーです。

とはいえ合皮なので、基本的には1年限りで使い倒しましょう。天然革のように味が出ることはありませんし、深いキズは、直りません。しかし4000円以下での実用靴としては、ワークマンでもつくれないと思います。

ボリュームがかなりあるので、スニーカーのサイズからワンサイズ下げるのが目安。ナイキやニューバランスを28㎝で履いている筆者は、27㎝がジャストでした。

◆見た目はニューバランスのハイクラス。ムーンスターの本気スニーカー

なにかと「わかってる」国内メーカーの雄、ムーンスターのエイトテンスシリーズから「トラスデン」7700円。まずは一言、走れます。昭和世代だと誰でも一度はお世話になった「月星」、現「ムーンスター」がガチンコでつくった「大人のための魅せる実用靴」シリーズが、エイトテンスです。学生の運動靴をベースにしているのでちゃんと走れます。

以前のエイトテンスは「ぼってり」としたフォルムが特徴で、中年以降にはちょっと手が出ししづらいデザインでしたが、このモデルは完全にアダルトな雰囲気に振ってきました。1メートルも離れてしまえば、ニューバランスの3万円台のモデルと見分けがつきません。それもそのはず、ムーンスターは70年代からニューバランスに技術提供をしたり、共同開発をしてきたからです。「1300」「1400」といった超高級モデルも、ムーンスターの存在なしには実現不可でした。

このモデルもニューバランスのハイエンドモデルを彷彿とさせるシルエット、補強パーツの配置、ぶ厚いアンクルパッドなど、「わかってる」メーカーじゃないとつくれません。ハイテクシューズならではのクッションはもちろん、歩いた時の横ブレを徹底的に抑えるので、関節にかかる負担が少ないのも嬉しいところ。

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