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清原Jr.はドラフトで指名されず…プロ野球「二世プレーヤー」の明暗。“父親超え”の成績も

日刊SPA! / 2024年10月25日 15時48分

◆両打ちの首位打者・金城の父親は1試合のみ出場

二人目は、横浜ベイスターズや読売ジャイアンツで活躍したスイッチヒッター・金城龍彦だ。投手として入団したものの、強肩と俊足を生かすために両打ちの打者に転向。

どんなボールにも食らいつく天才的なミート力でいきなり2年目に.346で首位打者を獲得し、“ハマのヒットメーカー”として君臨。’06年にはWBCにも出場した。また、パンチ力もあり通算104本のホームランを打つなど、多くの投手が「対戦したくなかった」と名前を挙げる名選手だった。

そんな金城も知る人ぞ知る「二世」プレーヤーで、父親は近鉄バファローズに所属していた金城晃世。

高校時代に軟式テニス部所属という異色の経歴を持つ晃世は、高い身体能力を持つ投手だったが肘の故障などもあり、一軍登板はなし。偵察要員で野手として1試合のみスタメン出場したが打席に立つこともなく交代させられてしまったという虚しい経歴を持つ。

「二世」選手として異例の好成績をマークした金城。なんと彼の息子・金城飛龍も社会人野球の名門・HONDAでプレーをしており、ひょっとすると「三世」プレーヤーが誕生するかもしれない。

◆メジャーでも躍動したレジェンド・黒田博樹の父も名選手

最も華々しい結果を持つ「二世」選手は、広島東洋カープ、メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースやニューヨーク・ヤンキースで活躍した投手・黒田博樹だろう。

彼の武器は150キロを超える速球とバッターの手元で鋭く変化するスプリット、そして9回まで投げ切るスタミナ。“ミスター完投”と呼ばれ、広島のエースとして日米通算203勝をマークした。意外にも高校時代は控え選手だったが、周囲が驚くほどの練習量で球界を代表する投手になったという。

また、メジャー在籍時の’14年オフにサンディエゴ・パドレスが提示した約21億円の年俸を蹴って、4億円の提示だった古巣・広島に返り咲き、その“男気”でもファンの心を震わせた。プロ入り時に着用した背番号15は永久欠番になっており、まさに球団のレジェンドといえる存在だ。

そんな黒田もまた、「二世」選手だということはあまり知られていない。彼の父親は、南海ホークスなどに所属していた外野手の黒田一博。広い守備範囲を誇る外野手で、大事な場面での勝負強い打撃でチームに貢献するいぶし銀プレーヤーだった。

実働8年とさほど長いプロ生活ではなかったが、その存在感は息子に匹敵するものがあったと言っていいだろう。

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