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地元の中学にいた“有名ヤンキー”と再会。飲みの場で「半べそをかきながら謝罪」させるまで――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年10月26日 15時45分

「早くから働いていたので金を持っていて、バイクも購入して暴走族のヘッドをやっているという話で。自分は顔を覚えられているので、自宅周辺のゲーセンやコンビニはなるべく使用せず、鉢合わせしないように注意していました」

◆「積年の恨みを晴らすチャンス」が到来

その後、両者は意外なところで再会することになったそうです。久能さんは、誰もが知るような大手建設会社に就職。その下請けに入っていたのが、運命ともいうべきかAさんの父親が経営する会社だったそうです。

「社名を見てピンときました。積年の恨みを晴らすチャンスだと思い、社内で先輩からAの会社の評判を聞かれたときは、もちろん悪評を吹き込みました。のちに、Aの会社も下請けのプロジェクトに参加するチャンスがあり、ここぞとばかりに先輩と現場にかけつけました。Aは気づいていなかったようですが、名刺を渡すと名前で思いだしたようです。かなり動揺していましたね。下請けいじめになるので金銭面などの契約はしっかりとしながらも、微妙にきつい納期を設定するなど嫌がらせを続けました」

立場が逆転した久能さん。そんな時に、中学校の同窓会の誘いがあり、これはチャンスだとノリノリで参加することに。

「Aは現在も地元で働いていることもあり、自分が会場に行くまではブイブイ言わせていたようです。すぐに見つけてこちらから声をかけたのですが、バツが悪そうにして急に無口に……。事情を知らない周囲の同級生は困惑していたので、いま一緒に仕事をしていてAは下請けなんだと説明しました。Aは顔を赤くして黙っているので、『俺がイジメているみたいだからそのリアクション止めてよ』と言ってやったんです。実は後で聞いたのですが、内心では周りの同級生も自慢話ばかりのAを良く思っていなく、ざまあみろと笑っていたそうです」

◆飲みに誘われて行ってみたら…

学生時代の仕返しをしっかりと行った久能さんですが、Aさんはその後、意外な行動に出たそうです。

「Aから一度サシで飲みに行かないかと誘いがあったんです。面白そうなので一緒に飲んでみると、酔いもあったのかいきなり土下座をしてきて、これまでの非礼を詫びてきたんです。また、Aの会社がかなり苦しいようで、仕事を回してもらったり出来ないかという相談も……。もちろん許すわけもなく、仕事の斡旋を不当にお願いしてきたことは、部長に報告すると言ってその場を去りました。Aは半べそをかいていましたが、全く心が痛むこともなかったです」

=====

まさに、因果応報を絵に書いたような展開になったケースです。学校でいじめやカツアゲなどしている輩は、いつか自分にも壮大なしっぺ返しが来る可能性があることを知っておいたほうが良いでしょう。

<TEXT/高橋マナブ>

【高橋マナブ】
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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