昨年の渋谷ハロウィンはどうだった? 規制強化の「一方通行の道をひたすら歩いてみたら…」――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年10月26日 15時44分
2023年の渋谷ハロウィンでコスプレしていた人たち
過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2023年11月3日 記事は昨年の取材時の状況、ご注意ください) * * *
2023年の渋谷ハロウィンは、極めて厳重な警備体制の下で行われた。もちろん、「行われた」というのは「渋谷区が意図したイベント」という意味では全くない。自然発生的に人が渋谷駅周辺に集合し、各々が自由に楽しんでいた……と書けばより実態に近いか。
渋谷区は「ハロウィン当日は渋谷に来ないで」と呼びかけ、路上飲酒のみならず規制区域での立ち止まりすらも許さなかった。そんな渋ハロの様子を覗いてみたので、この記事で一部始終をお伝えしたい。
◆2023年の渋ハロは「人間回転寿司」状態
筆者がJR渋谷駅を降りたのは、10月31日午後5時である。
この日、別件(ハロウィンとは無関係のイベント)の取材で渋谷に来たのだが、ハチ公前広場とスクランブル交差点には既に大勢の人が集まろうとしていた。もっとも、ハチ公前広場は覆いでグルグル巻きの状態にされ、ハチ公像を拝むことは一切叶わなかった。
また、そもそもコスプレして渋谷に馳せ参ずる人が例年より少なかった。これは見た目でもはっきり分かることである。そしてその中でコスプレをしている人は、大半が外国人だったことも書き留めておかなければならない。
渋ハロは今や世界中にその存在が知れ渡っている「日本独特の奇祭」。それを目当てに来日する旅行者も少なくない。が、彼ら旅行者が抱いていた期待は見事に裏切られたのではないだろうか。
JR渋谷駅からスクランブル交差点、そして渋谷センター街に至る道程は右側通行の措置が敷かれた。その上、コスプレイヤーの撮影等のために路上で立ち止まると、すぐさま警察官か屈強で知られたBONDS SECURITYがやって来て口頭で注意される。どうしても撮影がしたければ瞬時の判断でコスプレイヤーに声をかけ、瞬時の判断で安全そうなスペースを見つけ、瞬時の判断でシャッターを切る。用が済んだら歩行を再開する……という流れである。分かりやすく言えば、当日の渋谷は「人間回転寿司」のような状態だったのだ。
◆日本は「路上飲みができる国」か?
外国人旅行者の間では、「日本は路上飲みができる国」として知られている。
日本以外の国で路上飲みなどやろうものなら、あっという間に泥棒の餌食になってしまう。スリも強盗も、真っ先に狙いをつけるのは道端の泥酔者だ。しかし日本では路上で酔い潰れたとしても盗難の憂き目に遭う可能性が低い国で、だからこそ世界有数の大都市の喧騒を楽しみながら安心して路上飲みができる……という発想である。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「胸とお尻を触られた」規制強まる渋谷ハロウィン、コスプレ女性に聞いた“どさくさ痴漢”と迷惑行為
週刊女性PRIME / 2024年11月3日 17時0分
-
「若者文化を潰してる」「治安乱す行為が文化か」路上飲酒禁止で“無風”の渋谷ハロウィンに論争勃発
週刊女性PRIME / 2024年11月2日 10時0分
-
〈外国人だらけの渋谷ハロウィーン〉「休止?シラナイヨ」「誰も止められないヨ」酒がなくてもハイテンションで…
集英社オンライン / 2024年11月1日 20時35分
-
新宿・歌舞伎町ハロウィンの「光と闇」。ハイレベルなコスプレの一方、“路上飲酒”や“ゴミのポイ捨て”の問題も
日刊SPA! / 2024年11月1日 18時3分
-
渋谷ハロウィンは「駅からの長距離迂回歩行」が地獄だった。2024年の主役はコスプレをした“訪日外国人”
日刊SPA! / 2024年11月1日 17時0分
ランキング
-
1大阪・貝塚市の港 両脚縛られた遺体は大阪市の26歳男性と判明 両親は「将来の夢を持って、毎日頑張っていた」
MBSニュース / 2024年11月22日 16時5分
-
2「スギ薬局」が別患者の薬混入し女性死亡 遺族に調剤ミス認め、4000万円支払いで和解
産経ニュース / 2024年11月22日 17時29分
-
3新潟市南区妻子殺害事件 被告の男に無期懲役の判決 新潟地裁
BSN新潟放送 / 2024年11月22日 15時2分
-
4今週7か月ぶりに再開したばかりも…また掘削停止、岩盤発見 北海道新幹線「羊蹄トンネル」
STVニュース北海道 / 2024年11月22日 14時30分
-
5「焼肉ライク」がまさかの店舗数減。食べ放題チェーン「焼肉きんぐ」と分かれた明暗
日刊SPA! / 2024年11月22日 15時53分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください