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「右手一本でも…」左肩亜脱臼の大谷翔平がWS強行出場。日米ファンが示した異なる反応

日刊SPA! / 2024年10月28日 15時50分

「右手一本でも…」左肩亜脱臼の大谷翔平がWS強行出場。日米ファンが示した異なる反応

写真/産経新聞社

 名門同士による夢の対決となった今年のワールドシリーズは、ロサンゼルスでの2試合を終え、ドジャースが2連勝。1日空けた第3戦からの3試合は、舞台をヤンキースの本拠地ニューヨークで行われる。果たしてドジャースがこのまま逃げ切るのか、それともヤンキースの逆襲はあるのか。
◆両チームの明暗を分けた“継投策”

 ここまでの2試合を簡単に振り返っておくと、カギとなったのは継投策だろう。第1戦は、ヤンキースの先発ゲリット・コールが7回途中まで1失点の好投を披露するも、88球で降板。その後、ドジャースに追いつかれると、延長10回裏にフレディ・フリーマンに逆転サヨナラ満塁弾を浴び黒星スタートとなった。

 コールがわずか88球でマウンドを降りたことに対して、元ヤンキースのレジェンド、デレク・ジーター氏が「なぜそうしたかわからない。この試合だけじゃなくて、第2戦、第3戦以降にも響いてくる起用だ」と異を唱えるなど、ヤンキースのアーロン・ブーン監督には批判の声が上がった。

 一方で、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も第2戦で難しい継投を強いられた。先発した山本由伸が7回途中まで1安打1失点の快投を見せたが、左打者が続くところで左腕アンソニー・バンダにバトンタッチ。その後、9回表に守護神のブレーク・トライネンがヤンキースの猛攻に遭ったものの、最後はアレックス・ベシアがピンチを凌いで何とか逃げ切った。

 仮にドジャースがヤンキースに逆転負けを喫する事態になっていれば、山本の86球降板も批判の対象となっていたかもしれない。まさに「勝てば官軍、負ければ賊軍」を表した2試合だったといえるだろう。

◆大谷翔平、第3戦以降の出場は?

 ドジャースがホームで2連勝を飾り、残り5試合で2勝すればいい圧倒的優位な立場でニューヨークに乗り込むが、やはり気掛かりなのは主砲・大谷翔平の状態だ。

 ご存じの通り、大谷は第2戦の7回裏、四球で出塁後に二盗を敢行し、スライディングした際に左肩を負傷。苦悶の表情を浮かべ、ベンチ裏に退いた。

 試合後には、関節が部分的に外れる亜脱臼だったことが判明。第3戦以降の出場が危ぶまれていたが……。

 移動日の27日(日本時間28日)に会見を行ったロバーツ監督は、「(大谷の)けさの状態は良かった。(左肩の)可動域もいい。大谷はこれから30分後に球場に来て、練習に参加する」と話すなど、大谷の第3戦出場に前向きな姿勢を見せた。

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