「あいつは挨拶ができないからダメ」“信頼できる上司”の本性にドン引き…退職を決意するまで
日刊SPA! / 2024年11月1日 8時52分
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会社の上司や同僚は仲間であり、ライバルでもある。表面上では仲良くしているものの、実は「他人の出世を妨害していた」というケースもあると聞く。システム会社に勤務する本間友樹さん(仮名・30代)はまさにその当事者だという。
◆当初は“当たり”だと思っていた転職先の上司
本間さんは大学を卒業後、システム開発会社で3年間勤務し、同業種のB社に転職。ここで下岡さん(仮名・50代)が部長を務める部署で働くことになったそう。上司の印象について本間さんは以下のように振り返る。
「第一印象はニコニコしていて、笑顔を絶やさない雰囲気の良い人という印象でした。横浜生まれと聞いてましたが、なぜか東北なまりで喋る人で、先輩社員から信頼されている様子でした」
上司の下岡さんと同じ部署で仕事をスタートさせた本間さん。下岡さんの仕事ぶりに、好印象を抱いたと話します。
「とにかく話しやすい人でした。ほんわかしていて、こちらの質問や悩みにもしっかりと答えてくれる。私はまだ経験が浅かったこともあり、仕事の疑問や悩みをよく相談していました。営業、マネージメント、システム開発、サポートなど、全てをこなしている人でした。私は、マルチに働く姿を見て尊敬していました。一緒に働いているうちに『下岡さんみたいになることができたらいいな』と感じるようになりました」
◆必死で働いているのに、なぜか出世も昇給もしない
上司である下岡さんを信頼するようになった本間さん。仕事の面でも、ほとんど怒られたことはなかったという。
「モチベーションを上げる言葉をかけてくれる上司で、怒られたことはありませんし、指導を受けたこともありませんでした。我ながらそつなく業務をこなしていたので、怒る要素もないんだろうなと。1年に1度、上司と今後の目標などを話す機会があるのですが、そこでも『よくやってくれている』『評価しているからがんばってほしい』と言われていました。よく、飲みに連れて行ってももらいましたし、昼ご飯も奢ってもらいました。そこでの話も楽しかった。私は、下岡さんを信頼していました」
評価されているものと思い込んでいた本間さんだが、あることをきっかけに、疑念を持つようになった。
「私はこの会社で頑張ろうと資格を取得し、必死に働きました。技術を身に着け、仕事をこなしていたのですが、出世もできないし、昇給もしなかったんです。下岡さんは『会社の業績が悪い。みんな上がっていない』と言っていて、他の社員に聞くわけにもいかず、『そんなものかな』と思っていました。ところがあるとき、私よりあとに入社した同僚が係長に昇進したんです。なぜなのか理解ができず、愕然としました。私は納得ができなかったので、思いきって『なぜ僕が係長ではないんですか?』と聞きに行くと、『俺は評価しているんだけど、ごめん』と東北訛りで言われて。食い下がることはしませんでしたが、部長の意向が評価に反映されないはずはないので、不信感を覚えていました」
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