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「年間700食」袋麵を食べていた65歳男性を直撃。健康診断の結果や体重の変化も教えてもらった

日刊SPA! / 2024年11月1日 8時54分

「まず、私にとって袋麺は主食なわけです。ご飯と味噌汁は飽きませんよね? ラーメンでいうと、麺がご飯でスープが味噌汁みたいなものです。しかも、味噌汁と違ってラーメンのスープは味噌だけでなく塩・醤油・豚骨などバリエーションが様々ですから、なおさらです」

理屈は理解できるが、だからと言って自分がそうした生活を飽きずに続けられるとは思えない。やはり、大山氏は袋麺に愛され袋麺を愛した男なのだ。

しかし、体に悪いイメージのある袋麺、これだけ食べていて太らないのだろうか。

「私は、大学時代からたくさん食べはじめました。同じものばかりを食べる人は、腸内細菌がその人用に変化するという説もあるんです。ですから、特に太ったりすることはありません。ただ、私が太ってしまうと業界のイメージを悪くしてしまうので、気をつけていた部分もあります。夜に2食がノルマだったんですが、昼は栄養のバランスを取るといった、自分のルールを決めていました」

また、健康診断の結果も、年齢によって血圧はやや上がったものの、同年代と大差ない状況なのだという。

◆「飲み会で目一杯食べられない」悩み

袋麺をこれほど食べても、飽きることもなく太りもしない、また、健康診断の結果も問題なし。ラーメンが好きであれば、メリットしかない生活ではないのか。

「デメリットと言えるものがあるとすれば、飲み会や食事会ですかね。美味しそうな料理が出て来ても、目一杯食べられないんですよ……。帰ってから袋麺2食のノルマがありますから。後ろ髪を引かれながら帰ることもよくありました(笑)」

しかし逆に、毎日袋麺を食べるメリットは「仕事に役立つ」以外にもあるのだとか。

「まず、献立を考えなくていいのが楽ですね。次に、安くつくということ。自炊って意外と高くなりますから。車やブランド品などを趣味にしている方はお金がかかりますが、私の場合はのめり込むほど、食費が安くなって生活が楽になります(笑)」

◆「マルちゃん正麺」は歴史の転換点

長年にわたり袋麺を食べ続けて来た大山氏。きっかけは、大学時代に食べた『中華三昧』だったが、その後、ターニングポイントになった袋麺はあるのだろうか。

「『マルちゃん正麺』(東洋水産)の登場は衝撃的でした。生麺に近い食感と味わいで、麺のおいしさが段違いでしたから」

大山氏が受けた衝撃は、世間も同様だったようで「マルちゃん正麺」はインスタント麺の歴史の転換点になっているのだという。

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