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東大生が「子供のゲームを禁止する親は頭が悪い」と考える理由

日刊SPA! / 2024年11月3日 15時53分

 従来は勉強や仕事、スポーツなどでしか体験できなかったそれらを、いまではバーチャルに体験できる。参加のハードルが低くなったのです。

 こういった意味で、ゲームはむしろ優れたトレーニング装置であると私は考えています。「ゲームだから」といたずらに規制するのは、あまりにも物事の本質が見えていないといわざるを得ない。

◆必要なのは親世代の啓発である

 香川県の子どもたちは、このバーチャルトレーニング装置を事実上没収されてしまった。身体的に不調をきたすと主張された本条例は、むしろ身体的に恵まれなかった子どもの可能性を潰してしまったかもしれません。

「楽しみながら勉強をする」のは許されているのに、ゲームを規制する。使い方がよくわかっていない道具を恐れて規制するのは、火を恐れて近寄らない動物と何が違うのでしょうか。

 もちろん依存は問題です。ですが、ゲーム好きがすべて依存であるわけもない。必要なのは、むしろ親世代の啓発ではないでしょうか。

【布施川天馬】
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)

―[貧困東大生・布施川天馬]―

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