大谷翔平「ナ・リーグ本塁打王獲得」を栗山英樹氏は開幕前に予想していた?1年前の“衝撃予想”が話題に
日刊SPA! / 2024年11月5日 15時50分
写真/産経新聞社
ドジャースとヤンキースによるワールドシリーズの激闘から早5日。改めて2024年のメジャーリーグを振り返ると、「大谷翔平の大谷翔平による大谷翔平のためのシーズンだった」といっても過言ではない。
◆シーズン開始当初は厳しい声も…
打者一本で臨んだ今季は、移籍第1号がなかなか出ず、得点圏の場面では凡退を繰り返し。気の早いアメリカメディアの中には「『10年7億ドル』の大型契約は失敗だった」と報じるところもあったほどだ。
ところが開幕9試合目に待望の一発を放つと、大谷は徐々に本領を発揮。5月には三冠王の可能性も取り沙汰されるほどのV字回復を遂げていた。
その後も大谷は順調に快打を連発し、それと連動するようにチームも白星を重ねた。自身4度目の出場となった7月のオールスターゲームでは念願の初本塁打も飛び出し、後半戦に勢いをつけた。
8月以降は打率こそやや下がったが、本塁打に加えて盗塁の数が激増。史上6人目の「40本塁打&40盗塁」を最速で達成すると、前人未到の「50本塁打&50盗塁」もあっさり成し遂げ、最終的にその数字を「54本塁打&59盗塁」まで伸ばした。
大谷は三冠王こそ僅かの差で逃したものの、本塁打王と打点王の2冠を難なく獲得。シーズン終盤は得点圏の場面で打ちまくり、地区優勝に大きく貢献した。
◆ワールドシリーズ第2戦では亜脱臼も強行出場
そして迎えた自身初のポストシーズンは、地区シリーズ初戦に豪快な一発を放つも、パドレスのダルビッシュ有に完全に抑え込まれるなど本調子には程遠い内容に……。だが、続くメッツとのリーグ優勝決定シリーズは、6試合で打率.364、2本塁打の活躍を見せ、ナ・リーグ制覇の立役者となった。
そして辿り着いたヤンキースとのワールドシリーズ。自身初の大舞台に意気込み過ぎたか、大谷の気合はやや空回り。第2戦で盗塁を失敗した際に左肩を亜脱臼してしまい、第3戦以降の出場が危ぶまれる事態に陥った。
それでも大谷は第3戦以降も負傷した左肩をかばいながら強行出場。5試合で19打数2安打(打率.105)、打点ゼロと不本意な成績に終わったものの、ベンチからチームメートを鼓舞しつづけ、ドジャース移籍1年目でついに世界一の称号をつかみ取った。
◆栗山氏のシーズン開始前の成績予想は?
そんな大谷の活躍を誰よりも信じ、応援してきたのが、二刀流の“生みの親”である日本ハム前監督の栗山英樹氏だ。
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