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ラブホ従業員が驚いた意外な利用方法。4人の女性客から「店員さんも一緒にどうですか?」と誘われて…

日刊SPA! / 2024年11月6日 15時51分

 堀田一郎さん(仮名・20代)は、清掃業務がもっとも忙しい時間帯に差しかかった頃、部屋のテーブルの上に置かれた“ある物”に気づいた。

「普通のバッグかもしれませんが、その高級感から“重要な荷物”であることがすぐに分かりました」

 堀田さんがバッグのファスナーを少し開けてみると、目に飛び込んできたのは分厚い書類の束。さらにノートパソコンや商談資料らしきファイルも見えたという。

「私は直感的に『これは、すぐに届けないとマズい物だ』と思いました。こんな大切な物を忘れるのか疑問もありましたが、急いでフロントスタッフに報告し、お客様に連絡をお願いしたんです」

 堀田さんが働いていたラブホでは、忘れ物対応のために一時的に客の連絡先を控えていたそうだ。

◆大感激する客

 電話越しからは緊張した男性の声が聞こえ、焦りが伝わってきた。フロントスタッフが状況を説明すると、客は「すぐに戻ります!」とだけ言い残し、電話を切ったという。

 その後、客はスーツ姿で汗をかきながらフロントに現れた。バッグを受け取るとホッとした表情で、「本当に助かりました。これを忘れたまま商談に行っていたら大変なことになっていたと思います」と感謝の言葉を繰り返したそうだ。

「どうやら、出張先での商談を終え、ラブホでひと息つこうと思ったものの、思った以上にリラックスして爆睡してまったみたいです。目が覚めた時には慌ててチェックアウトをし、次の商談先へ向かうタクシーの中でバッグがないことに気づいたとのことでした」

 ホテルなのだから当然といえば当然だが、ひとりで休憩するために利用する客もいるものだと思った堀田さん。それにしても仕事で重要な資料を忘れていってしまうなんて……。

「ラブホで働いていると、普段では考えられない状況に遭遇することが多いですね」と締めくくった。

<取材・文/資産もとお>

―[ラブホの珍エピソード]―

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