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ラーメン店の「18歳未満入店お断り」掲示が炎上。“2年で数千万赤字”を乗り越えた店主の想い――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年11月9日 8時45分

「当時は僕と同じ厨房にいた妹が、お客さんから『こんなの、とんこつラーメンじゃねぇ!』と言われたこともあります。さらに『〇〇や〇〇みたいなのがとんこつラーメン。あいつ(店長)は勉強してるのか?』『こんなの、とんこつラーメンじゃねぇ。すぐ潰れる』とも言ったそうで、妹は僕以上に悔しがっていました。そんなの、僕に直接言えという感じですし、嫌がらせで来ているのかと思ってしまいますよね」

◆「おいしい」と足を運ぶ客が増えてくる

 思うように進まない集客と膨らむ借金。そして嫌味を言いにきた客の言動に何度も心が折れそうになったとか。それでもオープンから1年半、「おいしい」と足を運んでくれるお客さんが増えて繁盛しはじめた。

「繁盛しはじめたのは2020年にかかる頃だったので、ちょうどコロナの時期。その頃は、ウェイティングボードを置いて名前を書いてもらい、順番が来たらお客さんを呼ぶというスタイルで営業していました。宮崎市でラーメン店をやっていたときと同じ方法です」

◆客足とともに増加した迷惑客

 しかし、店内が広く、複数台のテレビを設置していた宮崎時代の店舗と比べ、現在の店舗は店内に広いスペースがないため、お客さんは店外で待つしかない。

「記念すべき初満席のとき、お客さんに『ウェイティングボードに名前を書いて外で待っていてください』と、スタッフである母がお願いしたところ、『ラーメン屋のくせに、なんで待たないかんとや』と言われたそうです。また、コロナ禍の感染対策で『端から座ってもらえると助かります』と伝えたところ、『なんでお前に指図されんといかんと。好きに座らせろ』と言われたこともあります」

 三浦氏によれば、「あなたの心を鷲掴み」がある筑後エリアには「ずっと行列ができているという店もなかったので、並んでまで食べるという習慣がない」とも語る。

「週末や混む時間帯に“待ち”ができるお店はたくさんありますが、普段から並ぶという感覚がないので、ウェイティングボードにも人数を書かず、名前しか書かない。そのため順番が来た途端、行列に並んでいなかった人たちが当たり前のように割り込んでくる。いわゆる代表待ちです。注意すると、『何分待ったと思っとるんや』と文句を言われる。スタッフは嫌な気持ちになりますし、モチベーションも下がります。しかも文句を言った人たちが並び直すことは、100%ありません。文句と言うより、私たち店側にとっては暴言です」

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