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荷物置き去り、大浴場で撮影…ホテルが嘆く“迷惑な外国人”の驚くべき行動――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年11月10日 8時45分

◆ホテルを悩ます「荷物置き去り」“下流”観光客の増加も一因か

インバウンドの恩恵を受ける最右翼といえば、ホテル業界。

ホテルの備品のドライヤーやテレビといった家電が持ち帰られる事例が時に話題となるが、ホテル評論家の瀧澤信秋氏によると、最近は逆に「置き去り」被害が増加中なのだそうだ。

「壊れたスーツケースやアキバで買った電化製品を開封して残った段ボールなどを部屋に置いていく観光客が目立っています。服や化粧品、時計などもあります。遺失物法の規定により、ホテルはそれらをすぐに処分できず、ゴミと同視できるもの以外は原則3か月保管しなければなりませんが、あまりに多いので、スーツケース専用の保管場を設けている施設もあるほどです」

彼らはなぜ、モノを置いていくのか。

「もちろん不要なものをゴミとして捨てていった、スーツケースが壊れて買い替えたという前提も考えられます。一方で、交通手段が多様化し格安に移動できることから新たな層の旅行者が生まれた。そこで、一部の人が格安航空の厳しい重量制限をクリアするため少しでも荷物を少なく、軽くするため置いていくという側面も指摘できます」

もちろん宿泊者へ連絡しても、音沙汰なし。そのため、ホテルが身銭を切って処分している。

「処分費がかかり続けると、ホテルの運営コストも上がり、結果として国内向けの宿泊費に転嫁されることにも」

割を食うのは我々なのである。

【滝澤信秋氏】
日本唯一のホテル評論家、ジャーナリストとして国内ホテルを精力的に取材。ホテルにまつわる社会問題にも精通している

取材・文/週刊SPA!編集部

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