“執事”が明かす、超富裕層たちの意外すぎる日常。一般人との出会いは皆無、結婚相手で多いのは
日刊SPA! / 2024年11月19日 15時53分
新井直之さん(提供写真)
野村総合研究所の定義としては、純金融資産額が5億円以上の世帯が「超富裕層」とされているが、2021年に行われた調査の結果では9万世帯と意外に多い。にもかかわらず、その実態はあまり知られていない。
超富裕層たちは、物価高や給料横ばいの現状に喘ぐ庶民とは無縁の、驚くべき生活を送っているという……。彼らは日々どんな暮らしをして、何に悩んでいるのか。
国内外の超富裕層向けに執事やメイドのサービスを提供する、日本バトラー&コンシェルジュ株式会社 代表取締役社長の新井直之さんに話を聞いた。
◆予定は「誰にも明かさない」、時にはウソの情報を流す
なかなか表に出てこない超富裕層たちの日常。彼らはどんな1日を過ごしているのだろうか。
新井さんは「前提として、彼らは予定を明かしません。むしろウソの情報を流すこともあります」と語る。「ウソの情報を流す」とは、どういうことなのか。
「ある外国人の超富裕層の方から『日本の別荘に行くから、2日後の夕方4時ね』と連絡があり、ドライバーや執事の手配をしました。すると直前に連絡が来て『ごめん、予定変更になった。3日後の夜8時ね』と言われたんです。手配しなおしたところ、また直前に予定を変更されて……3回目で、やっと来ましたね。
彼らは執事・ドライバー・空港関係者の中にスパイがいないか、常に気を配っているからです。空港や別荘で、反対勢力に待ち伏せされるケースは実際にあります。本当の予定を知っているのは、常にそばにいる執事1人だけ。家族ですら知らないこともあります」
完全にプライバシーが保たれていると思いきや、執事のほかにもボディガードが一緒なのだという。
◆友人や恋人との会話も「ボディガードに筒抜け」
「ボディガードはディナーの時も、交渉の時も、ずっとそばに立っています。お手洗いに行く時も例外ではなく、彼らは外で待ちます。TPOによって友達を装ったり、偶然近くを通りかかった通行人を装ったりします」
最低でも1人、多い時は7人が雇われることもあるというボディガード。その業務内容は、雇い主が襲われた時に身を守るだけではないそうだ。健康状態を悟られないように、鼻をかんだティッシュを回収したり、時には便も回収したりするのも彼らの役目だという。
いつも一緒にいるということは、プライバシーも何もないのではないか。
「もちろん、ご友人や恋人との会話も、すべてボディガードには筒抜けです。そのため超富裕層の方たちは、ボディガードが交代するのをすごく嫌がりますね。身元も確実な人が選ばれます」
この記事に関連するニュース
-
令和の富裕層は最新iPhoneに手を出さない…FPは知っている「本当のお金持ちがお金を使うもの・使わないもの」
プレジデントオンライン / 2024年12月26日 8時15分
-
お金で何でも解決できそうな“超富裕層”に共通している3つの悩み。「絶対に負けられない戦い」も
日刊SPA! / 2024年12月22日 8時53分
-
「コンビニで10万円の買い物」「名刺に30ぐらいの肩書き」知られざる“超富裕層”の暮らしぶり
日刊SPA! / 2024年12月14日 15時51分
-
本物の富裕層だけが知っている“使っても減らない”上手なお金の使い方
オールアバウト / 2024年12月13日 21時20分
-
なぜ「お金持ち体質な人」は節約をしない?
オールアバウト / 2024年12月12日 21時40分
ランキング
-
1「覆面パトカーだ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? ひっそり走る「地味ぃな“国産セダン”」がポイント?
くるまのニュース / 2024年12月26日 11時10分
-
2トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
3「DV夫から逃げた妻」がその後20年近く苦しんだ訳 命がけで逃げた母と息子の「現在」
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 12時0分
-
4「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
-
5世耕弘成氏が自民裏金の全容を知るキーパーソンに浮上 参院政倫審で「指示を受けた」の証言相次ぐ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 14時3分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください