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31歳にして“芸歴25年目”の志田未来。「芸能の仕事をしている感覚が、昔からあまりないんです」

日刊SPA! / 2024年11月21日 15時52分

いまが楽しくて充実しているので、続けられたらもちろん嬉しいですけど、そのときの自分が楽しいことや、心がワクワクすることをやっていければと思っています。長く続けていることに関しては、周りの方に支えられているのを感じますね。

――俳優の先輩からのアドバイスや注意されたことで、いまも気を付けていること、エピソードがありましたら教えてください。

志田:10代のころだったと思うのですが、忙しくて、帰ったらとにかくすぐに寝たい!という時期がありました。

あるとき少し爪が伸びてしまっていたことがあって。その時にご一緒していた役者の先輩に「ちゃんと爪は切ったほうがいいよ」と言っていただきました。役者はそういうところも見られているんだ、と意識するようになりました。

どんなに忙しくても見られているし、放置しない。それに、先輩も見ていてくださったということなので、すごくありがたいことだなと思いました。

◆「変わらないね」と声をかけてもらえることが多い

――逆に言われて嬉しかった言葉は?

志田:友達でもスタッフさんでも、久しぶりに会ったときに「変わらないね」と声をかけてもらえることが多くて、それがいつも嬉しいです。特に相手がスタッフさんの場合は「初心を忘れていない」ということだと思って、自分でも「そのままでいよう」といい意味で捉えています。

――人と仕事をしていくうえで、気を付けていることを教えてください。

志田:挨拶です。どんなに朝が早くても、「おはようございます」から始まると「よし!」と気合が入ります。それからお世話になった方に「ありがとうございました」と伝えること。

ものすごく当たり前のことですけど、毎日、現場とか、同じ仕事場に行っていると、どうしても疎かになってくる部分もあると思うんです。だからこそ、最初のスタートと、終わりは大事にしたいと思っています。

――ありがとうございました。改めて、『下山メシ』がスタートしました。最後にひと言お願いします。

志田:『下山メシ』は私みたいな登山未経験の人でも行きやすい場所が多く出てきますし、その帰りにフラッと寄れる駅近の名店もたくさん登場します。

私もプライベートで行きたいなと思っていますし、ドラマと同じルートを真似すると、充実した1日になると思います。心の底からおすすめです!

<取材・文・撮影:望月ふみ>

【望月ふみ】
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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