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ラブホ従業員が衝撃を受けた外国人カップルの要望「汚い部屋がよいんです」利用後の表情はまさかの…

日刊SPA! / 2024年11月22日 15時51分

「盗みが未遂に終わった女性たちは、少し憔悴しきった様子でラブホを出ていきました。部屋の利用時間を延長した理由は分かりませんが、一夜にしてひと騒動もふた騒動もあったのではないでしょうか」

◆驚きのリクエスト!“汚い部屋”を求める外国人カップル

「ラブホのバイトでもっとも印象的だったのは、ある外国人カップルです」

 夜の時間帯にフロントに現れた男性は、ぎこちない日本語で、「汚い部屋、汚い部屋」と繰り返し言ったという。

「私は冗談だと思って、はじめは笑ってしまいました。でも、彼は真剣な顔で『いや、汚い部屋がよいんです』と言いました」

 山田さんが働いていたラブホは部屋数が多く、それぞれ異なるデザインやテーマで内装されており、通常は“きれいな部屋”を希望する客がほとんどだ。

 しかし、彼は、“汚れた部屋”を求め、どんなにきれいな部屋を見せても気に入らなかったそうだ。

「まるで映画に出てくるような美男美女カップルだったんですが、部屋のリクエストがあまりにも奇妙で、驚いたのを覚えています」

◆清掃前の部屋を選んだ理由とは…

「彼のリクエストを聞いているうちに、私も次第に要求が本気であることを理解しました。ラブホでは、“汚れた部屋”をお客様に見せることはないのですが、男性は、『どうしてももっと汚い部屋!』と譲らないので、最終的には、清掃が終わっていない部屋をいくつか見せることにしたんです」

 その中で、シーツが乱れ、ゴミが散乱した部屋を見た途端……。男性は目を輝かせた。

「これだ!」と大喜びしたのだ。

 その部屋を借りたいと言い出し、清掃前の部屋をそのままの宿泊料金を支払って宿泊することになったようだ。

 翌朝、外国人カップルは「最高だった!」と言い残し、満面の笑みでチェックアウトしていったとのこと。

「この異例のリクエストは、私たちスタッフにとっても印象深い衝撃の出来事でした」

 正直、何が最高だったのか山田さんには分からなかったのだが、「“汚れた部屋”で一晩を過ごすことが、彼らにとっては至福だったのだろう」と話した。

<取材・文/資産もとお>

―[ラブホの珍エピソード]―

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