「高値で売れる不用品／安値でしか売れない不用品」買い取り業者が明かす“意外な基準”。切手シート⇒数百万円、アンテイークロレックス⇒3000万円

また、ロレックスなどの時計も高価買い取りの対象になりやすいですが、修理したほうが買い取り金額も高くなることもありますが、なかには修理したことによる金額の上がり幅より修理費のほうが高くつく場合もあります。どうせ売りに出すなら、修理せず持っていくのもひとつの手段です。その辺も含めて査定員にご相談いただくのがよいかと思います。売却だけでなく、そういったアドバイスもさせていただいてますよ。

あとは、使いかけの口紅や香水の買い取りも行っています。高値とはいきませんが、捨ててしまうなら、ほかの商品といっしょに査定をお願いしてみるといいと思います」

◆高級品でも高値がつかないものは…

　最後に大金をはたいて手に入れたのに、残念ながら高値での買い取りを望めないアイテムも聞いた。

「着物や毛皮は買い取り金額が安いです。100万円で購入した着物の査定が、1000円だったということはよくありますね。高級な毛皮のロングコートでも、1万円を超えることはほとんどありません。

そもそもアパレル関係の商品は、流行やサイズが大きく影響します。流行品やブランドモノなら別ですが、タンスの肥やしになっていた着物や毛皮はなかなか売れません。ダメージや痛みがあることが多いのも、買い取りしにくい理由になります」

◆実際に高値で買い取りされたアイテム

ロレックス デイデイト
買い取り金額：188万円
「希少性が高い商品で、さらに付属品などがすべて揃っていたため高値での買い取りとなりました。中古市場では、付属品が揃っているほうが人気も高く、高値で取引されます。付属品は捨てずに、査定の際もぜひ一緒にお持ちください」

ロレックス GMTマスター
買い取り金額：140万円
「付属品がなかったものの、商品自体の希少性が高いため、高値での買い取りとなりました。また、使用感も少なく綺麗にご使用されていたこともこの値段につながりました」

◆ブランド物のバッグも高値になりやすい！

シャネル マトラッセ ラムスキン
買い取り金額：33万円
「マトラッセはシャネル商品の中でも、昔から現在まで非常に人気が高い商品です。さらにサイズによっても人気が違うのですが、こちらは人気の高いサイズでもあったため、高価での買い取りとなりました」

※本記事中で紹介した買い取り価格は当時のもので、金額保証するものではありません