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「レベル低すぎ。小学生かよ」と暴言し放題!横暴な社長の息子に立ち向かった社員の逆転劇

日刊SPA! / 2024年11月25日 8時51分

「レベル低すぎ。小学生かよ」と暴言し放題!横暴な社長の息子に立ち向かった社員の逆転劇

※画像はイメージです

 お金や地位を手にすると、喜びや優越感から少しは気が大きくなってしまうこともあるだろう。周囲が「調子に乗ってるな」と笑って済ましてくれる程度なら微笑ましいが、度を越えた大柄な態度は、自分自身を苦しめることになるかもしれない。
◆社長の息子がやり放題

 大隅重徳さん(仮名・40代)は、同じぐらいの年代ばかりの職場で、気持ちよく働いていた。ところがある日、大学を卒業後に他社へ就職したもののすぐに退社し、ニートのような生活を送っていた社長の息子Tさん(20代)が入社。社内の雰囲気は一変した。

「Tは、『社長である父親が自分をこの会社に就職させたということは、俺が次期社長ということ。俺の言うことを聞いておいたほうが身のためだ』というようことを、事あるごとに吹聴。社長のいないところで好き放題やるようになりました」

 大隅さんが真っ先に目についたのは、女性社員へのセクハラ。ターゲットとなったのは、実年齢は40代前半だが20代後半にしか見えない事務員で、Tからつきまとわれたり卑猥な下ネタを投げかけられたりするようになっていった。

◆セクハラだけでなくパワハラも

「ほかの社員が事務員さんに話しかけて引き離そうとすると、営業などが外出するタイミングを見計らってイスを隣まで持って行き、べっとりと張りつくようになったのです。どうにかしたくても、社長の息子ということもあり露骨に注意できない状況でした」

 セクハラだけでなく、パワハラに苦しむ社員も次々と出現。職場のリーダー格だった大隅さんの悩みは日々大きくなっていった。小規模な田舎の会社で、社長の息子以外は全員が40歳手前以降。セクハラ被害に遭っていた事務員は、バツイチ子持ちの女性だった。

「年齢や生活状況などから再就職が厳しい人ばかりということもあり、誰も社長の息子に歯向かう者はいません。そして私が注意しても、『言いつけたみたいになるから』と迷惑がられることすらあったため、野放しにするしかなくお手上げ状態となっていたのです」

◆横暴ぶりを告発したら次期社長に

 誰もが何も言えない状況をいいことに、Tの態度はますます横柄に。社員たちに向かって「レベル低すぎ。小学生かよ」「40歳すぎてもバカはバカ」など、言いたい放題。そのようななか、現在の社長が経営者の交代を考えているとの情報が大隅さんの耳に入る。

「これはもう、ここで社長に直訴しないと取り返しがつかなくなると思いました。ほかの社員たちにもいっしょに直訴するよう声はかけましたが消極的で、結局は私がひとりで社長と話すことになったのです。相談する前は、クビにされることも覚悟のうえでした」

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