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32歳で資産3100万円を築いた元教師。“浪費家時代”に買ったヴィトン財布を今使わないワケ

日刊SPA! / 2024年11月25日 15時53分

◆投資スタートは500万円を超えてから

 貯金額が500万円までは、夫婦でとにかくがむしゃらに、副業なしの労働と節約だけでお金を貯めたというおこめさん。1年に100万円ずつ貯金をして5年ほど時間を要した。そのあたりから、理解が追いついていない状況でも思い切って投資をスタートさせた。

 最初は「ど、れ、に、し、よ、う、か、な♪」の指差しで投資信託の商品を選んだり、人気ランキング上位から選んだり。後から気づくと運用利回りの低いものも選んでいた。
これも勉強を深めていくうちにコツを掴んでいった。当時は、日本株アクティブファンドや、新興国株式インデックスファンドが主な投資先となっていたようだ。

 同時に節約の勉強も始め、知識は日に日に増えていった。資産が1000万円を超えてからはお金の不安が消えて、労働の熱量は「がむしゃら」から「ほどほど」に変わっていった。同時に、おこめさんの心と時間には余裕ができた。

資産が増えて心に余裕ができたら仕事を「ほどほど」に。

仕事時間が減り、さらにお金の勉強時間が増える。

勉強に時間をかけるとお金に詳しくなる。

お金に詳しくなると投資も上手になる。

投資が上手になると資産はさらに増える。

資産が増えて心に余裕ができたらさらに仕事を「ほどほど」に。

仕事時間が減り、またもやお金の勉強時間が増える。

 このように無双ループに乗っかると、ほうっておいてもお金は増えていくようになった。昨年のおこめさんは、投資の運用益で150万円、節約ライフで350万円ほどを残せたのだとか。これで合計500万円の計算。しかも、節約は年々上手になっている感触があるようで貯蓄率が50%あるとの事。うん、収入面も頑張っている様子。

「教育費と老後資金のため、ひとまず総資産5000万円は到達したいなーという感じ」。軽いトーンなのがシンプルに凄い。

 家の中で1番のお気に入りは「自炊は最強の副業」という名言を生んだキッチン。理由は、家で唯一の自分の聖域だから。おこめさんいわく、お菓子作りのような創作活動の趣味が節約生活に活きたことで、毎日をさらに楽しめているのだとか。

◆節約生活で絶対やらないこと

 おこめさんは節約生活の上で絶対にやらないことを決めている。目的のない「なんとなく」の外食だ。

 記念日やお祝い事などで外食をすることはあるが、目的なしに「あー自炊だりー」では絶対に行かないのだとか。それに、必然的に子連れなので、よく考えると家で食べるより外での食事のほうが疲れている。

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