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長男1人に5000万円の教育費。世帯年収700万円でさせたアメリカ留学の“大きすぎる代償”

日刊SPA! / 2024年11月26日 8時53分

子のための投資が自分の老後のためとなってはならない。

◆片岡家が直面する難題

①私立中高から長男は米国の大学へ
円安の影響で留学費用がかさみ、長男の大学進学に費やしたお金だけで3000万円以上になったという。

②長女は私立中高大を経て大学院に
留学した長男ほどではないが、私立理系大学に進学した長女の教育費負担も重しに。今も毎月10万円以上仕送り。

③教育費がかさみすぎて老後資金なし
学生寮に住み込みで働いているため家賃などはかからないが、収入のすべてを子供に回しているため蓄えなし。

◆黒田氏が指摘する家族のメンテナンス法

過剰な教育投資は老後を壊す

無理な教育投資は、結果的に子供に老後の負担を強いる行為となりかねません。一般に人生の“貯め時”は3回のみです。夫婦共働き時代、子供が小さい時代、そして子供が独立した後の60代前後。特に3回目で効率よく老後資金を貯めるために早くから計画を立てて教育投資の予算を設定しましょう。

【ファイナンシャルプランナー 黒田尚子氏】
日本総合研究所を経て、独立系FPに転身。城西国際大学非常勤講師も務める。著書に『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』

取材・文/週刊SPA!編集部

―[[無理ゲー家族]と生きる]―

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