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元メガバンク勤務のアイドル、転職のきっかけとなった“忘れられない出来事”と“絶対に叶えたい夢”とは

日刊SPA! / 2024年11月27日 8時52分

◆歌うきっかけをくれたアーティストと対バン

 その後、「OLDCODEX」は解散してしまったが、元メンバーのHALさん(※YORKE.さんが現在活動しているバンド「Rest of Childhood」での名義)との対バンが実現した。

「ライブを見に行って、手紙を書いたんです。『あのとき、ステージに上げてくれたおかげで、夢を追うことができています』と。それで、私がグループとは別にソロライブをすることになって、思い切って出演依頼を出したら快諾してくれたんです」

 折原さんはライブ当日のMCにて、「OLDCODEX」のライブでステージに立った経験があることを明かし、「絶対にもう1度ZeppNambaのステージに立ちます!」と宣言したのだ。

「私のことを覚えてくれた方もいました。『あの時の子か!』って。夢みたいでしたね。記憶が薄れていくのが怖いと思うほどに」

◆まだまだ夢の途中

 最後に、筆者がキャリアを捨てたことに後悔はないのか?と改めて問うと、折原さんは「全くありません」とキッパリ。

「将来の不安や、家族やまわりの人たちを裏切ってしまったんじゃないかという後ろめたさがなかったといえば、それは嘘になります。ただ、歌う決断をしないまま、5年、10年と時間が経っていたらと思うと怖いですね。ぜんぜん人生が変わっていたと思うので」

 失ったものも多かったが、得たものも多かったという。

「自分たちのステージがあって、楽曲があって、衣装があって。そのひとつひとつが尊いし、すごいことだなって。何よりファンの方たちの存在は大きいですね。

 まだまだ私は夢の途中。もうすでにZepp Nambaに立つことは、私一人の夢ではないんです。ファンの人たちの想いも背負っているから。私は“有言実行”を掲げているので、宣言したことはすべて叶えたい。覚悟を持って突き進んでいきたいですね」

 折原さんの挑戦はまだまだ始まったばかりだ。

<取材・文/吉沢さりぃ>

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

―[折原伊桜]―

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