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オーストラリアで働く21歳男性が経験した“地獄のバイト”。現在は掃除の仕事で月収約30万円に

日刊SPA! / 2024年11月28日 8時52分

「たまたまそこで知り合った人が『ハウスキーパーやらないか』と誘ってくれたんです。当たり前ですけど時給も最低賃金以上だったし、フルタイムで働けると聞いてすぐに了承しました」

現在の時給は25ドル、月収は約30万円。基本的にはローカルな同僚とペアで掃除をするため、英語も使える環境だ。さらには客室に残された食べ物や未開封のビールやワインボトルなども持ち帰れるため、食費の節約にも繋がっているという。

「ブリスベンに来て5カ月半。大変な仕事ですが、やっとまともな職場に出会えました。ようやくワーホリドリームが来たかなという状況です。食費を節約する必要もなくなり、今では外食ばかりです」

◆ワーホリは自己成長を促す試練の連続

後日、友人にそのことをネタとして告白したところ、衝撃的な言葉が返ってきたと言う。

「『ワーホリできている文句を言えない日本人が八つ当たりをされることはよくあることだよ』って言われたんです。

確かに最初オーナーに『どのくらい探したの?』って聞かれた時に『1か月半くらいだよ。だからあなたに救われた』と言ってしまったので足元を見られていたんだと思います。特にファームではこういった事例が絶えないそう。苦い経験だったけど、今思えばいい経験だったのかもしれません」

この経験を経て「どんな状況でも理不尽な事に直面したら強く言い返すことが大事であることを実感した」というククさん。

ワーキングホリデーは文字通りの「ホリデー」ではない。むしろ自己成長を促す試練の連続だ。筆者もワーキングホリデー中であるため、職を見つけられずに帰国せざるを得なかった人や、やっと見つけた職を速攻でクビなった人などを沢山見てきた。

たとえ困難の連続であったとしても、それらがもたらす経験は彼らの人生において大きな力となるに違いない。

取材・文/時弘好香

【時弘好香】
元『週刊SPA!』編集者。ビジネス書『海外ノマド入門』(ルイス前田著)の編集を担当後、自身もノマドワーカーの道を志し、5年勤めた出版社を退社。現在はカナダでワーホリ中。将来的には旅先で出会った人々を取材しながら世界一周することを視野に入れている。無類の酒好きで特に赤ワインには目がない。

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