若い女性店員にばかり質問してくる“高齢の男性客”。「結局買わないんですよ」と悩む店側の対応が斬新すぎた
日刊SPA! / 2024年12月2日 8時52分
「Sさんは指導熱心で、男性スタッフを迷惑客に仕立て、自分が若手女性スタッフ役になりお手本ビデオを作成したほどです。なぜか、みんな楽しんで習得していました」
◆迫真の演技が功を奏した
いよいよ実践の日がやってきました。もっとも被害に遭っている若手女性スタッフが売り場でスタンバイしていると、まるで獲物を見つけたライオンのように、その迷惑な老人客は近寄ってきたと言います。
「その日は私も遠目で監視していました。予想通り、その老人客は楽しそうに若手女性スタッフと談笑しているように見えました。彼女も特に迷惑そうな表情は浮かべずにマニュアル通りの接客を行っていたと思います」
接客開始から30分ほど経過した時、入社13年目の女性スタッフSがインカムで合図を送ったようで、若手女性スタッフの表情が少し固くなりました。
「お客様、この商品をご購入されますか?もし、もしご購入いただけたら今後も売り場に立つことができるのですが、そうでない場合は明日からバックヤードのお仕事になるので、このような接客ができなくなるんです」
Sさんから指導を受けた通り、少し神妙かつ弱々しい声で迷惑老人客に告げた女性スタッフ。すると、それまで饒舌に話していた会話がぴたりと止まり、しばらく沈黙が続きました。その後辺りをキョロキョロと見渡したかと思うと、その迷惑老人は何も言わずに帰っていったのです。その後、迷惑老人客は来店しなくなったとか。
<TEXT/ベルクちゃん>
【ベルクちゃん】
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
―[カスハラ迷惑客を成敗]―
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