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新語・流行語年間大賞「ふてほど」に不満噴出。なぜ大谷翔平の「50-50」は選ばれなかったのか

日刊SPA! / 2024年12月5日 15時54分

新語・流行語年間大賞「ふてほど」に不満噴出。なぜ大谷翔平の「50-50」は選ばれなかったのか

2024「ユーキャン新語・流行語大賞」授賞式に参加した、大谷翔平ものまね芸人のミニタニ  写真/産経新聞社

 12月に突入し、2024年も残すところあとわずか。政治の世界では「裏金問題」、身近なところでは「令和の米騒動」と呼ばれた米不足などが世間を騒がせた。
 一方で、明るい話題が目立ったのはスポーツ界だ。夏に開催されたパリ五輪では、日本選手団が金メダル20個、メダル総数45個を獲得。これは海外で行われた大会ではともに過去最多の快挙だった。

◆野球界も明るい話題が多い一年に

 また、プロ野球界では混戦のセ・リーグを3位で通過したDeNAが下克上を成し遂げ、26年ぶりに日本シリーズを制覇。つい先日、横浜市内で行われた優勝パレードには約30万人が駆け付けたという。

 そして、9月から10月にかけて日本中を熱狂の渦に巻き込んだのが、ドジャース大谷翔平の活躍だ。メジャーリーグ史上6人目の「40本塁打&40盗塁」を8月下旬にスピード達成すると、史上初の「50-50」もあっさり突破。最後はその数字を「54-59」まで伸ばして、打者一本で迎えた充実のシーズンを終えた。

 さらに10月のポストシーズンでも3本のアーチを描くなど、チームの世界一に貢献。遠く離れたアメリカから日本に元気を与えた。

◆新語・流行語年間大賞に不満噴出?

 そんななか、2日に発表された「2024ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞がちょっとした批判にさらされている。

 1984年に始まった師走の恒例イベントは、文字通りその年に話題になった新しい言葉や流行った言葉の中から、その年に話題となった新しい言葉や流行語の中から、世の中の状況を巧みに反映したものや、強い印象を残して広く知られた言葉を選出する。まず『現代用語の基礎知識』(自由国民社)の編集部が30語をノミネートし、その中から選考委員会が10語を厳選。さらに年間大賞が毎年12月1日ごろに発表される。

 今年の年間大賞に輝いたのは「ふてほど」という言葉だったのだが、これには「初めて聞いた!」「そんな言葉知らなかった!」という意見も少なくなかった。

「ふてほど」とは、今年の1月期にTBS系列で放送された金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」を略したワードで、脚本・宮藤官九郎と主役・阿部サダヲがタッグを組んだ今年一番の話題作だった。ただ、全10話を通しての平均世帯視聴率は7.6%にとどまり、大ヒットしたとまではいえず……。放送終了から8か月以上がたっていたことも相まってか、「ふてほど」の年間大賞選出に対して、違和感を抱く声も目立つ結果となった。

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