元カリスマホスト・城咲仁の今。自ら厨房に入っていた実家の中華料理店が閉店…明かした舞台裏と“父への想い”
日刊SPA! / 2024年12月14日 8時54分
城咲仁さんとご両親
元カリスマホストでタレントの城咲仁さんが勤めていることで話題となった、東京都板橋区にある創業58年の老舗中華料理店「丸鶴」。店主、岡山実さんの息子である城咲仁さんが、“年収1億円ホストの今”として、父が守ってきた中華料理店に対する想いを語ったインタビューが、先日ABEMAニュースで放送され、大きな反響を呼んだ。
その丸鶴が年内で閉店されることが、城咲さん自身のYouTubeチャンネル「ジンチカちゃんねる」で発表された。
岡山さんが断腸の思いで決めた閉店。58年の歴史に終止符が打たれることが決まった今、城咲さんにその胸中を打ち明けてもらった。
◆常にお店を一番に考えている人の決意
店主の岡山さんは、これまでに脳梗塞で7回倒れており、まさに命懸けでお店を続けてきた。そんな父親をサポートすべく、最近の城咲さんはタレント活動の傍ら厨房に入り、お店を切り盛りしていた。
「親父はこれまでに何度も倒れていて、最後の大手術の時に10本のボルトを背中に入れて固定し、その状態で半年以上やってきたのですが、そのボルトの2本が緩んでしまって……。激痛に耐えながら何とかやっていたのですが、その数日後に自宅で意識不明になって倒れたんです。特に目まいがしたとか具合が悪くなったとかではなく、気が付いたら倒れていたらしく、その時に引退を決めたと話していました」
そんな岡山さん、これまでは自分の体調がどんなに悪くても、常にお店のことを一番に考えていたという。
「以前、入院して病室でキツそうにしている時に『頼むからお前、職人さんと2人でお店を開けてくれ』って言われたことがあって。それくらいお店を失いたくない、60年近くお店の事を一番に考えていた人が自分から閉めたいと言ったんです。なので、さすがに『お客さんには少し待ってもらって再び開けよう』とは言えませんでした」
安くてお腹がいっぱいになる町中華で超人気店ともなれば、仕込みの量もハンパではない。もう、その過酷な作業を満身創痍の高齢の父親にはやらせたくないと城咲さんは語る。
「親父は79歳なんですけど、そんなおじいちゃんが朝の5時半から寒い調理場に一人で入って、黙々とレタスを切って、スープを作りながら、冷たい水で米を研いで、チャーシューを仕込んで……って、店が閉まることよりも、僕はそれを想像する方がキツくて。いまは職人さんが手伝ってくれていますが、親父にはもうやらせたくないんですよね」
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