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47歳元カリスマホスト城咲仁が「実家の中華料理店」で働くワケ。涙が止まらなくなった“父の言葉”

日刊SPA! / 2024年12月15日 8時54分

◆人生について考え直す機会に

 年内いっぱいで店じまいすることが決まっている丸鶴。父親のお店とはいえ、自分の人生にも大きく影響しているだけに、今回の閉店は城咲さんにとっても人生のターニングポイントとなった。

「チャーハン修行、親父の病気、お店の閉店と、今僕の人生においてターニングポイントがきたので、もう一度人生を考えさせられています。親父をサポートしつつ、あと2年はお店を続けると言っていたのに実現できなかった。もちろん、親父の体調が全てだから、自分がどうこうではないかもしれないけど、結果的に男として有言実行できていないわけで……。だから、しばらくは自分を恥じてみようかなと。今回のお店の閉店を機に、人に対する想いとか、仕事がもらえるのは当たり前のことじゃないとか、命があることとかについて、改めて考えてみます」

◆「城咲仁=容赦ない人生」は今後も続く?

 今回の一連の出来事が人生を考え直すきっかけとなった城咲さん。これまでの出来事を思い返すと「容赦ない人生だった」と語る。

「僕はね、なんとなくわかっているんですよ、自分の星を。ホント、容赦ない人生なんです(笑)。定期的にトラブルは起こるし、どん底を見させられるし。学生の時は、腸捻転になりかけて死にそうになり、バーテンダー時代は、虫垂炎が破裂する寸前になって死にかけて。ホスト時代も何回かさらわれそうになったこともあるし。そんなことが起こった時は『これは一つ上のステージに行くための試練、ゲームだ』と自分に言い聞かせていました」

 自分のレベルを上げて次なるステージに行くために、ちょっとしたボスを倒さないといけないゲームの感覚に近いのかもしれない。

「試練をクリアすると絶対に自分にとってスキルアップになるし、必ず次に開けた世界が待っているんです。ホスト時代に詐欺にあって、売掛金250万円を飛ばれたときも、なんとか自分で補填してクリアしたら一つ上のステージのナンバー1になれたし。そんな、人生における試練を全部クリアして、死ぬときに『やりきったな、俺の人生』って言いたいんです。おそらく死ぬ間際に走馬灯を見ながら『俺の人生、本当に容赦ねーじゃねぇか、ばかやろう!』って思うんじゃないですかね(笑)」

◆辛いことがある方が楽しい人生

「人生において定期的に辛いイベントが開かれるというのは、ある意味楽しい人生なんだなと思います(笑)」と笑顔で語っていたのがとても印象的だった城咲さん。辛いことに直面しても逃げ出さず、むしろ自分の経験値を上げるチャンスだと捉える前向きさは、なかなかマネできることではない。

 常に感謝の心を忘れず、何に対しても真摯に向き合いう情熱的な男「城咲仁」の活躍は今後も目が離せない。

取材・文/サ行桜井

【サ行桜井】
パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。

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