1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「生きた心地がしませんでした…」山間部の県道で“あおり運転”され続けた30分間の恐怖。その後思わぬ展開が…

日刊SPA! / 2024年12月16日 8時52分

 山林を貫く県道は、クルマがギリギリすれ違う程度の幅しかなく、路肩に停車して追い越させることも不可能だったといいます。

「『麗華さん、警察に電話して! あおり運転を受けていると言って!』と思わず叫んだのですが、瞬時に帰ってきた言葉は『ダメ! 圏外なの! どうしよう。怖い』でした。もう、いっそのこと道路脇の森林に突っ込もうかと思ったくらい恐怖でした」

◆信号待ちであおりの主が降りてきた

「麗華さん、ドアをロックして! 目を合わさないように下を向いてて!」。しばらく走った先の集落に出る直前で、運悪く赤信号に引っかかってしまった横溝さん。後続車もそのまま停止し、あおりの主がクルマから降りて近寄ってきました。

「もう終わった!と思いました。このまま赤信号を無視して走り去ろうとも考えましたが、なんとか自制しました。次の瞬間、後続車の男性が私の車のほうへ歩いてきました。かなり大柄な男性でしたが、どうやら高齢に見えました。麗華さんはすでに半泣き状態でした」

 窓の外で何か大声で叫んでいる男性。横溝さんは、勇気を出してその男性に目をやりました。視界に入ったあおり運転の主は、初老の男性でどう見ても悪そうな雰囲気ではなかったので、横溝さんはおそるおそる窓を開けたといいます。すると、その男性はーー。

「ごめんなさいね、ケツをまくるような運転をして。息子のクルマを借りましてね、それで操作が全く分からないまま、なぜかこの林道に迷い込んだんです。本当は、山梨方面に帰りたかったのですが、ここ神奈川ですよね。上向きライトもどうやって戻せば良いか分からず……」
 
 状況が把握できた横溝さんと麗華さんは、約30分間の恐怖からようやく解放され、しばらくその場でぼうぜんとしたと言います。「今回のことがトラウマになり、せっかく免許を取ったのですが、しばらくは電車デートになりそうです」。

<TEXT/ベルクちゃん>

【ベルクちゃん】
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

―[シリーズ・危険!あおり運転]―

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください