女子高生に当て逃げした「60代男性ドライバー」が逆ギレ。警察が来ると急にオロオロしはじめ…――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年12月18日 15時45分
◆追い抜こうとした車が目の前で「当て逃げ」
地元のドライバーの運転に違和感を覚えていた近藤さんですが、とある場面で驚きの光景を目にしたそうです。
「信号のない横断歩道で待っている自転車の女性がいたので、交通ルールに沿って一時停止したんです。そうしたら、後ろの車が急に追い抜きをかけて横断歩道を渡る女性に接触しそうになった。女性は自転車ごと倒れてしまい、われわれが救護したのですが、そのうちに追い抜きをかけたドライバーは逃げていったんです」
悪質極まりないドライバーに遭遇した近藤さん。ひとまず、女性の救護は奥さんに任せて、「当て逃げ」疑惑のある車を追い掛けたそうです。
「追跡すると意外にもすぐ近くで信号待ちをしていた。そのまま追跡して、その車がコンビニに入った際に、一緒に停車したんです。ドライバーは60代くらいの初老の男性で、声を掛けるとこちらに気づいたのか喧嘩腰で逆ギレしてきた。その男性が言うには、われわれの運転が遅かったので追い抜いたら、たまたま横断歩道をわたっている人がいた。ぶつかっていないので当て逃げでも無いし、そもそもこちらの車が遅かったのが悪いと言うんです」
◆土下座するも、許されるはずもなく…
なんとも身勝手な悪質ドライバーと対峙することになった近藤さんは、すぐに警察に通報。現場に駆けつけてもらったそうです。
「こちらが警察に電話する際には怒鳴り声をあげるなど元気だったのですが、実際に警察官が来ると急にオロオロしはじめたんです。警察官に一部始終を説明し、こちらはドライブレコーダーのデータもあるので提出する意思があることを明かした。すると、その初老の男性は人目もはばからず土下座しはじめ、見逃してほしいと謝罪してきたんです。警察官も許してくれるはずもなく、現場の横断歩道までその男性と自分、警察車両で戻ることになりました」
◆現場検証中に「足がガクガク震えていた」
近藤さんは奥さんに連絡を取ると、横断歩道を渡ろうとしていたのは女子高生で、足に怪我をしているので救急車を呼んだのだそうです。
「われわれが現場につくと救急車も到着していて、かなり大事になっていて。逃げた男性もこんな事になっていると思っていなかったようで、現場検証中に足がガクガク震えていました。われわれも警察に状況を説明し、ドライブレコーダーのデータを提供。警察官に後日聞きましたが、女子高生が押していた自転車に少し車が接触していたようで、当て逃げの容疑で捜査されるとのことでした」
非常識なドライバーを、しっかりと確保してお手柄の近藤さん。とはいえ、なんともモヤモヤする気持ちが残ったそうです。
「逃げた男性を追い詰めたときも、悪いことをした意識が希薄だったんです。たぶん、普段から無謀な運転をしているんでしょうね。今回だって、一歩間違えたら歩行者を轢き殺していた可能性があるし、運転する際は危ない乗り物に乗っているということを、しっかり意識しなければダメだと改めて考え直しました」
知らないうちに、自分も今回の無謀なドライバーのような運転をしているかもしれない。いま一度、車に乗る際は安全運転を心がける必要がありそうだ。
<TEXT/高橋マナブ>
【高橋マナブ】
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
“あおり運転”する「普通っぽい若い女性」。警察も呆れた「身勝手な理由」――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年12月20日 15時45分
-
74歳の男性をはねてその場から立ち去ったか ひき逃げなどの疑いで自称会社員の男(59)を逮捕 札幌市中央区
北海道放送 / 2024年12月18日 8時56分
-
必殺ダイヤモンドエクスカリバー! 岡山南警察署がヒーロー動画で歩行者優先を呼び掛け
KSB瀬戸内海放送 / 2024年12月12日 17時12分
-
信号待ちしていたら、目の前で親子が「横断歩道のない道路」を横切っていきました。歩行者だとしても罰金対象になるの?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月11日 4時10分
-
石狩市の交差点で74歳の男性が道路を横断中に車にはねられ重体 71歳の男を現行犯逮捕
HTB北海道ニュース / 2024年11月21日 23時31分
ランキング
-
1「余命1年」治療第2弾がん免疫療法のリアルな効果 副作用は軽く、旅行に行けるほど体調良好だったが…
東洋経済オンライン / 2024年12月21日 9時20分
-
2香取慎吾「2025年はソロでブレイク」超納得の理由 「国民的ソロタレント」としてのポジション確立なるか
東洋経済オンライン / 2024年12月21日 10時0分
-
37割超が正月の親戚付き合いが「面倒」 - 話したくない話題、1位は?
マイナビニュース / 2024年12月21日 12時10分
-
4トヨタ『エスティマ』復活最新スクープ!…生まれ変わった天才タマゴに採用される技術とは
レスポンス / 2024年12月21日 7時0分
-
5災害時にも役立つ! 「ハンドソープ」の便利な持ち歩き方 警視庁が公開
オトナンサー / 2024年12月20日 22時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください