ラブホ従業員の忘れられないトラブル。怒った客から「部屋に来い!」、“裸だったらどうしよう”と思っていたけど…
日刊SPA! / 2024年12月18日 15時51分
※写真はイメージです。
さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。
今回は、ラブホで働いていた経験のある2人の“忘れられないトラブル”を紹介する。
◆食事トラブルから始まった緊張の対面
「私は20代前半の頃、ラブホで食事をつくる仕事をしていました」
神田好江さん(仮名・30代)は、食事係を担当していたが、を冷凍ご飯を温め、おかずをつくるといった比較的簡単な業務だ。
「食事ができあがったら、お客様の部屋の横にある小窓を開けて食事を置き、チャイムで知らせるシステムでした。食事の依頼は1日1回だけの時もあれば、4~5回の時もあるので、ご飯は事前に炊いて冷凍していたんです」
その日もチャイムで客に知らせ、神田さんはすぐに別の仕事をしていたのだが、数分後に受付にクレームの電話が鳴った。
「お客様のクレームは、『ご飯が固くて食べられない!』とのことでした。私のミスだったのですぐに謝罪し、ご飯を取り替える準備をしたんですが、お客様の要求は次第にエスカレートしていきました」
◆ラブホの客から「部屋に来い!」
客に「部屋に来い!」と言われ、神田さんはその要求に応じることになったという。
「ラブホのお客様の部屋に足を運ぶこと自体が初めてで、不安と緊張が高まっていました」
神田さんはこの時、「もし部屋で裸だったらどうしよう」「何か危険な目に遭ったらどうしよう」という思いが頭をよぎっていたそうだ。
「同僚と一緒に部屋に向かいドアをノックすると、そこには40歳くらいの中肉中背で気難しそうな男性客がいました」
「ご飯を食べてみろ」と言われ、その場で食べる羽目になったのだとか。
確かにご飯が固かったため、「固いです! 申し訳ございません」と神田さんは謝り、正座して謝罪した。
「心の中で、『こんな状況になるなんて……』と思いました。それでも、何とか謝罪を終えて、事務所に戻ることができてたのでホッとしたのを覚えています」
緊張が解けて神田さんが最初に発した言葉は、「裸じゃなくてよかった」だったという。
「解放されて安心したのか、自分が発した言葉に笑えてきました。今思えば、殴られたり刺されたりしなくてよかったと思いますね」
◆何の事件も起こらずに清掃できる日は“ラッキーな日”
大学生活を送りながら、お金を稼ぐために塾講師をしていた村田健吾さん(仮名・20代)。普通のバイトだけでは物足りず、珍しい仕事に挑戦してみたいという気持ちから、ラブホの清掃のバイトをすることになったという。
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