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ラブホテルに「1人で来た」女性を部屋に通したら…従業員の“背筋が凍った”修羅場とは?――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年12月21日 8時45分

◆絵に描いたような不倫の修羅場

「電話口の向こうから『誰よ、その女!』という女性の怒りの声が聞こえてきました。私も慌てて205号室に向かいましたが、どうやら旦那が不倫相手といる部屋に奥さんを入室させてしまったようです。

 基本的にフロントでは、入室する際に男性1名なのか、それとも男女2名なのかをカメラで確認しているのですが……このときは完全に見落としてしまっていました」

 205号室で繰り広げられていたのは、絵に描いたような不倫の修羅場。

「奥さんは鬼の形相で旦那さんに掴みかかり、言い逃れできる状況ではない旦那さんは完全に白旗を振っている状態。不倫相手の女性は気まずそうに立ち尽くしていましたね。私はとにかく奥さんを落ち着かせることに必死で、なんとか場が鎮まった頃合いをみて、3人には部屋から出ていってもらいました」

◆殺傷沙汰にはならず、不幸中の幸い

 その後、その夫婦や不倫相手の女性がどうなったかはわからないという。

「要するに、数日前にメンバーズカードの有効期限を尋ねて来た女性は、旦那さんの不倫を疑っていた奥さんで、証拠を掴むために旦那さんのカードを盗み取って調べていたんだと思います。

 それで奥さんは、なんらかの方法でその日、ラブホで旦那が不倫することを察知して、乗り込んできたということでしょうね……。

 メンバーズカードの情報を本人(旦那)以外に教えてしまったことや、奥さんを部屋に入れてしまったことは、訴えられてもおかしくない私のミスだと上司から強く注意を受けました。

 旦那さん側からホテルを訴えてくることはなかったものの、あのときの対応の不備は本当に反省しています。もし奥さんが包丁や凶器を持ち込んでいたら……そう考えると今でも背筋が凍ります」

 奥さんを裏切って不倫をしていた旦那さんが悪いのは大前提だが、確かにホテルのフロント業としては天野さんのミスは致命的だったのだろう。殺傷事件などに発展しなかったことが不幸中の幸いだったエピソードである。

<取材・文=逢ヶ瀬十吾/A4studio>

【逢ヶ瀬十吾】
編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。興味のあるジャンルは映画・ドラマ・舞台などエンタメ系全般について。美味しい料理店を発掘することが趣味。

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