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ドウデュース「出走取消」で混戦ムードに。“東大卒の予想家”が「勝負のカギを握る4頭」を徹底解説

日刊SPA! / 2024年12月21日 15時20分

——1番人気の可能性が出てきたアーバンシックは中団から後方ですかね?

鈴木:スタートがまともなら好位を進むダノンデサイルの背後につけたいでしょうね。ゲートに不安を残していますが、たとえ後手を踏んでも枠の並びを見る限りそれなりの位置は取れそうです。

◆3強に割って入る可能性のある穴馬は?

——となると、ベラジオオペラもそこそこ人気を集めそうですし、堅い決着になると……。穴馬を1頭だけでも挙げられますか?

鈴木:うーん。強いて“3強”に割って入る馬を挙げるとすれば、ジャスティンパレスですかね。

——去年の有馬記念で1番人気4着だった。あの時も最後はいい脚を使っていました。ただ、その後の成績を見ると頭打ちでは?

鈴木:前走のジャパンCは5着に負けていますが、内容は悪くなかったですよ。後方から差し切ったドウデュースは別として2~4着はいずれも前に行った馬。そんな中、ジャスティンパレスは中団から切れ負けしての敗戦でした。そういう馬が有馬記念では来るんですよ。前走はドウデュースに次いで2番目に強い競馬をしていたと思っています。

——ちょっと人気が読めないですが、4番手はジャスティンパレスがオススメということですね。

鈴木:強いて挙げるとすればこの馬です。

―――わかりました。心は決まりました!

◆東大卒の頭脳を借りて勝負

 話は逸れるが、私、中川大河は競馬観戦歴約35年の“ベテラン”。しかし、予想下手であり、大の馬券下手である。

 基本的には大穴狙いで、上位人気馬を疑うところから予想を始める。今年のJRA・G1で的中したのは日本ダービーの三連複と宝塚記念のワイドくらいで、この秋はスプリンターズSから朝日杯FSまで連戦連敗の大スランプ(平常運転)に陥っている。

 そこで、意を決して借りることにしたのが、私の“2倍近い偏差値”を持つ東大卒・鈴木氏の頭脳だ。普段の私ならディープボンドあたりに「◎」を打つだろう。

 しかし、今回はこの秋のG1で絶好調の鈴木氏に乗ってみる。本命ダノンデサイルを1着に固定した三連単フォーメーションで大勝負することにした。

 12月22日(日)15時40分発走となる第69回有馬記念。果たして、どんなドラマが生まれるのだろうか。

【鈴木ユウヤ氏 プロフィール】

東京大学卒。編集者を経てライターとして独立。中央競馬と南関東競馬をとことん楽しむために日夜研究し、Xやブログ『競馬ナイト』で発信している。好きな馬はショウナンマイティとヒガシウィルウィン。

取材・文/中川大河

【中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。

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