外国人観光客が日本で“ぼったくり”被害に。SNSで「避けるべき観光地」と悪名高いのは――ニュース傑作選
日刊SPA! / 2024年12月23日 15時44分
「黒門市場に行くな」との書き込みも(中国SNS「小紅書」より)
2024年、反響の大きかった記事からジャンル別にトップ10を発表。独自の視点で2024年を振り返る「ニュース」部門、第3位の記事はこちら!(集計期間は2024年1月~10月まで。初公開2024年6月13日 記事は取材時の状況) * * *
都市部では今やどこへ行っても外国人観光客だらけ。旅行先に日本を選んでくれるのはうれしいが……トラブルも多数報告されている。受け入れ態勢が整わないなか、各地で起きているパニックを取材した。
◆ぼったくりが横行!居酒屋やドラッグストアで外国人観光客が被害に
これまで、日本人が海外観光地でぼったくられるのが定石だったが、最近では逆転現象が起きているようだ。
「報告が多いのは飲食店の不明瞭会計、ドラッグストアなど小売店での購入数の水増し、そしてタクシーの遠回りです」(都内のインバウンド業者)
グーグル口コミやSNSを確認すると、外国人からの被害談も多い。もっとも悪名高いのは、法外な価格で海産物を売る大阪の黒門市場だろう。
「カニ足1本1万円と高額。食べてみたけど、解凍して時間がたっていて臭かった。返金してほしいよ」
同地を訪れるのは主に中国人観光客だが、今では中国SNSで「避けるべき観光地」と紹介されているほどだ。都内繁華街の居酒屋でもぼったくりが横行している。
◆ぼったくりのターゲットは“おのぼりさん”から外国人へ
「浅草や上野、歌舞伎町では今、外国人観光客を狙ったぼったくり店が急増しています。『ビール199円、料理全品399円』などと看板で釣っておいて、会計に法外なサービス料やお通し料を加算するシステムです」(同業者)
同様の被害報告は多く、なかには「新宿の安い焼き鳥屋に5人で入ったら3万円の会計だったが、半分がサービス料だった」(台湾人のSNS書き込み)との報告も。
席料や深夜特別料金などを会計時に請求するぼったくり居酒屋が一昔前に流行したが、今や外国人にターゲットを変えて復活しているようだ。
一方、ドラッグストアや土産店での故意としか思えない“会計ミス”も多発しており、こちらも報告が多い。渋谷で取材に応じてくれたメキシコ人観光客は言う。
「新宿のドラッグストアで、2個しか買ってないクッキーは5個分カウントされ、購入してない煎茶2つが会計に入っていた。あとで気づいて店に戻ったら、店員はニヤニヤしながら渋々返金したけど、あれはわざとでしょう」
タクシーについての不満も多いようだ。
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