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“東大卒の予想家”が「東京大賞典」を徹底解説。フォーエバーヤングに次ぐ「激推し穴馬」とは

日刊SPA! / 2024年12月27日 8時30分

鈴木:レースが行われる大井競馬場は中央と比べても遜色ない大箱で、紛れがほぼなく実力が反映されやすいコース。東京大賞典の傾向を見ても、勝負になる馬は上位人気数頭に限られています。今年の地方馬もほぼノーチャンスでしょう。

——JRA勢による実質“7頭立て”とみて良さそうですね。フォーエバーヤングに対抗するのはこのレース3連覇を目指すウシュバテソーロでしょうか。

鈴木:7歳の今年は4戦未勝利ですが、レベルの高かったサウジC、ドバイWCを含め2着が3回あります。多少の衰えはあっても、まだまだ国内ではトップ格です。

——ただ前走のブリーダーズCクラシックは10着に大敗しました。

鈴木:前走は小回りのデルマー競馬場が合いませんでした。ペースも速すぎて、道中で脚が溜まらない流れになってしまいました。参考外といってもいいでしょう。川田将雅騎手から菅原明良騎手への手替わりを不安視する向きもありますが、菅原明騎手は差し追い込み馬に乗せたら一流です。ウシュバテソーロとも手が合うと思いますよ。そういう意味で展開が向けばやはり怖い1頭ですね。

——昨年の2着が同じオーナーのウィルソンテソーロでした。この馬もなかなか勝ち切れないイメージがあります。

鈴木:個人的にはウシュバテソーロの方が能力はまだ上という見解です。ただウィルソンテソーロは距離も場所も不問で、自在性も兼備した馬。立ち回り次第で先着があっても驚けません。

——そうなるとフォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、ウィルソンテソーロという序列ですね。

鈴木:いえ、実はフォーエバーヤングに次ぐ2番手に推したい馬が他にいます。

◆対抗格は前走“暴走”で大敗のあの馬

——フォーエバーヤングと同じ3歳のラムジェットですか?

鈴木:ラムジェットは内枠(3枠3番)に入ったのがかなり痛いですね。あと、砂厚が春の10cmから9cmに減ったことも、スタミナ型の本馬にはマイナス材料。実力は間違いないので人気は集めそうですが、今回は軽視したいと思っています。

——となると、対抗格に挙げるのは……。

鈴木:ずばり、デルマソトガケですね。3歳時の昨年秋にBCクラシックで2着した実力馬ですが、古馬になってからの直近4戦は5着が最高着順と振るいません。しかし、前走のBCクラシックはブリンカーが効きすぎて、1000m通過が推定57秒台と暴走気味に逃げてしまってノーカウント。今回は人気もかなり落としそうですし、マークが薄くなる分、楽に逃げることができるはず。そうなれば一気の巻き返しがあってもおかしくないと思っています。

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